無料かつ初心者でも始めやすいと人気のワードプレス(WordPress)ですが、実際に始めるにあたりデメリットについて気になる人は多いです。
WordPressは数多くのメリットがありますが、その反面デメリットもいくつかあります。
デメリットをよく理解しないままWordPressを始めると、初心者は特に操作が難しいと感じて挫折しがちです。
しかしメリットとデメリットは表裏一体の関係があり、デメリットをきちんと理解することでメリットへと転換できます。
このページでは、WordPressのデメリットとメリット、さらにデメリットへの対処法を分かりやすく解説しています。
このページがおすすめな人
- WordPressでブログやサイトを始めたい
- WordPressと他サービスで迷っている
- IT関連の専門知識がなくて不安
最後まで読んで、これからWordPressを使いこなすための参考にしてください。
ワードプレス(WordPress)6つのデメリット
世界中で人気のWordPressですが、デメリットがあるのであれば事前に把握しておきたいですよね。
WordPressのデメリットについて、下記の6つを解説していきます。
WordPressのデメリット6つ
- ある程度の専門知識が必要
- サーバー契約とドメイン取得が必要
- セキュリティ対策が万全ではない
- サポートがないのでトラブル対応は自己責任
- 細やかなカスタマイズには不向き
- ページ表示速度が遅くなりがち
デメリットについてもきちんと理解して、不安を取り除いていきましょう。
①ある程度の専門知識が必要
WordPressのデメリットの一つは、完全な初心者にはクオリティの高いWebサイト制作が難しい点にあります。
企業のコーポレートサイトでデザインや仕様にこだわりたい場合や、本格的に集客したい場合など、クオリティの高いWebサイト制作にはカスタマイズが重要です。
デザインや機能を自由にカスタマイズするためには、プログラミングなどサイト構築に関する専門知識が必要になります。
またカスタマイズによってエラー発生の可能性も高くなるため、スムーズなエラー解消のためにもある程度の専門知識があるほうが良いです。
専門知識のない初心者にはテンプレートの活用がおすすめですが、素人感が出た個人ブログに見えてしまう場合があります。
できるだけデザイン性の高いサイト制作や本格的な運営がしたい場合は、ある程度の専門知識が必要ですね。
②サーバー契約とドメイン取得が必要
WordPressの次のデメリットは、完全無料では利用できない点にあります。
WordPressで開設したサイトをネット上に公開するためには、「サーバー契約」と「ドメイン取得」が必要です。
サーバーとはネット上でサービスを提供するコンピューターを指し、ドメインはネット上における住所を指します。
基本的にはどちらもコストが発生すると考えてください。
ドメインを無料提供しているサーバーもありますが、商用であれば独自ドメインの購入を推奨します。
独自ドメインを取得しておくと、サイトの移行などもスムーズにできますよ。
収益が目的でない個人のブログであれば、サーバーの無料ドメインでも問題ないでしょう。
WordPressのサービス自体は無料利用できますが、サーバーとドメインには費用がかかると認識しておいてください。
③セキュリティ対策が万全ではない
WordPressは誰でも使える無料のサービスですが、一方でセキュリティが弱いのがデメリットです。
不正アクセスなど大規模なハッキングなども過去に起こり、今後もないとは言い切れません。
WordPressはセキュリティ対策が万全ではないので、別途自分でセキュリティ対策をしなければならないので注意してください。
④サポートがないのでトラブル対応は自己責任
全世界の人たちが無料で開発やアップデートをしてくれているため、WordPressは誰でも無料で使えるサービスです。
しかし、トラブルが発生した時には電話での問い合わせなどのサポートがないので、自力で対処しなければなりません。
WordPressでよく起こるトラブルの例を下記にまとめました。
WordPressでよくあるトラブル
- レイアウトが崩れる
- コンテンツが正常に表示されない
- プラグインの互換エラー
基本的に上記のように何かしらのトラブル発生時には、ネットやSNSで的確に情報収集をして自分で解決する能力が必要です。
しかしエラー原因によっては専門知識が必要になり、自力での解決が難しければプロのエンジニアにエラー解消の依頼が必要な場合もあります。
⑤細やかなカスタマイズには不向き
カスタマイズが自由にできるのが魅力のWordPressですが、ヘッダーやフッターなどパーツテンプレートの位置は固定されています。
そのため、レイアウトの微調整など細かいカスタマイズには不向きです。
オリジナリティにこだわりたい場合は、WordPressは利用せず一からサイト制作をした方が良いでしょう。
⑥ページ表示速度が遅くなりがち
WordPressは動的にページを生成するシステムなので、HTMLの静的ページに比べて表示速度が遅くなります。
動的ページと静的ページに関する説明は下記の通りです。
名称 | 説明 |
---|---|
動的ページ | 表示するタイミングや人に合わせてプログラミングによってページ作成をすること (会員サイトページ・通販サイトの買い物かごなど) |
静的ページ | 表示するタイミングや人に関係なく同じページが表示されること (企業紹介のページなど) |
標準仕様としてページ表示速度が遅いWordPressでは、画像の軽量化やサイトを高速化するプラグインのインストールなどの対策が必要です。
ワードプレス(WordPress)7つのメリット
WordPressには魅力的な数多くのメリットがあります。
WordPressのメリットについて厳選したものをまとめたので、分かりやすく解説していきます。
WordPressのメリット7つ
- 専門知識がなくても始められる
- 専門知識があるとカスタマイズを自由にできる
- デザインテンプレートの種類が多い
- プラグイン(拡張機能)が豊富にある
- 人気サービスなのでネットなどから情報収集しやすい
- SEOと相性が良い
- 管理がしやすい
WordPressのメリットを理解することで、上述で解説したデメリットを解決できる場合もあるので要チェックですよ。
①専門知識がなくても始められる
WordPressの最大のメリットは、専門知識がない初心者でも簡単に始められることです。
コンテンツ作成は、WordやGoogleドキュメントに似た仕様なので、記事執筆・画像の挿入・フォントの装飾(太字やマーカーなど)が操作しやすいです。
「ビジュアルエディタモード」では、見出しや装飾などのタグが自動入力され、「テキストエディタ」では直接タグが入力できるので、微調整によってコンテンツ内容を充実させられます。
デザイン設定も簡単で、専門知識がなくても好きなデザインのテンプレートを選んでインストールすればオシャレなサイトの完成です。
豊富な機能やテンプレートの活用によって、初心者でも専門知識なしにスタートできる環境が整っているのがWordPressの最大のメリットですね。
②専門知識があるとカスタマイズを自由にできる
WordPressのカスタマイズの自由さに、魅力を感じるユーザーは多いです。
上述では初心者にとってのメリットを解説しましたが、中・上級者にとっては専門知識があることで自由にカスタマイズできるというメリットがあります。
プログラミング言語のHTML・CSS・PHP・JavaScriptに関して一定の理解とスキルがあれば、オリジナリティ溢れるこだわりのサイトが作れますよ。
初心者から上級者までが幅広く利用できることが、WordPressが世界中で人気の理由ですね。
③デザインテンプレートの種類が多い
WordPressのメリットの一つに、デザインテンプレートの豊富さがあります。
無料版と有料版があり、初心者でも使いやすいテンプレートが多く、プロのデザイナーに提供されたデザインが多数なのでオシャレなサイトが作りやすいですよ。
上級者はカスタマイズを加えることで、よりデザイン性を高められるので嬉しいですね。
ただしテンプレートには英語に合わせて作成されたデザインが多く、日本語に変更するとデザインが崩れる場合があるので注意してください。
初心者は日本語版のテンプレートからスタートしたほうが、細かな調整が少なくておすすめです。
④プラグイン(拡張機能)が豊富にある
通常は一からプログラミングしなければならないプラグイン(拡張機能)が、豊富にあり無料で利用できるのもWordPressのメリットの一つです。
プラグインの豊富なラインナップには、下記の機能などがあるので積極的に導入することをおすすめします。
プラグインの種類
- ログイン機能
- セキュリティ認証機能
- 問い合わせフォーム
- 商品購入ボタン など
プラグインはインストールして有効化するだけで、簡単に作業を効率化できますよ。
セキュリティ対策とサイトの軽量化のために、不要なプラグインは削除していくようにしてください。
セキュリティ対策に関して上述で解説しましたが、悪質なサイバー攻撃にもプラグインの導入で簡単にセキュリティ対策ができますよ。
⑤人気サービスなのでネットなどから情報収集しやすい
WordPressは利用ユーザーが多いため、さまざまなWebサイトやSNS上で情報収集がしやすいです。
スタートアップの手順や初期設定、運用の方法など初心者向けの記事が豊富にあります。
独学でもある程度WordPressでのサイト制作に対応でき、トラブル発生時でも解決策をリサーチしやすいですよ。
⑥SEOと相性が良い
WordPressはSEOの内部対策がシステムに備わっているので、Googleなどの検索エンジンで自サイトの検索結果を上位表示させやすいです。
頻繁なGoogle規定の更新にも、WordPressでは都度自動アップデートで最新のSEO対策をしてくれるのでとても助かります。
ただし、コンテンツ内容など個人でSEO対策できる部分はきちんと施策しなければ、集客に繋げられないので気を付けましょう。
⑦管理がしやすい
WordPressは、管理画面から一通りの作業ができるので、コンテンツやプラグインなど膨大なデータを管理しやすいのが特徴です。
管理画面からできる作業には下記が例にありますよ。
管理画面からできる作業
- 記事の公開/非公開
- 下書き
- プレビュー
- 記事作成
- 画像管理
- テーマ(デザイン)の変更
- プラグインの追加 なdo
また、複数人でWebサイトを管理できるので、企業など作業を役割分担したい場合などにとても便利です。
「コンテンツ担当」「プラグイン担当」「閲覧のみ」など、アクセス権限は細かく調整できます。
担当者ごとに権限を分けることで操作範囲を限定できるので、誤操作を防ぎやすいですね。
ワードプレス(WordPress)のデメリットへの対処法4つ
WordPressの導入にあたりデメリットがどうしても気になる人に向けて、デメリットの対処法を紹介していきます。
WordPressのデメリットへの対処法4つ
- プロに依頼する
- セキュリティ対策をする
- 継続して学習する
- ページ表示速度を最適化する
①プロに依頼する
WordPressは初心者でも気軽に始められると上述で解説しましたが、サイト運営の目的によってはプロに依頼することも検討してください。
特に企業のコーポレートサイトやECサイト(ショッピングサイト)などの運営で、本格的な集客を目指していたりクオリティにこだわりたい場合、サイト制作はプロへの依頼をおすすめします。
コストはかかりますが、オリジナルのデザインや本格的なSEO対策など、プロの手によって集客アップを狙いやすくなりますよ。
②セキュリティ対策をする
上述でセキュリティ対策のためにプラグインの導入をおすすめしましたが、それ以外に自分でできるセキュリティ対策についても紹介します。
自分でできるセキュリティ対策
- 定期的にアップデートをする(WordPress本体・プラグイン)
- ネット上にログインパスワードなどアカウント情報を残さない
- こまめにバックアップをする
- 使用しないプラグインは削除する
適切なセキュリティ対策は、自サイトの資産を守ることとユーザーの信頼を得るために重要な要素なので、対応を怠らないように注意しましょう。
③継続して学習する
専門知識なしでも始められるWordPressですが、できるだけ勉強と経験を重ねてノウハウを蓄積していきましょう。
最初はテンプレートを活用して良いので、徐々にカスタマイズを加えるなどしてトライ&エラーを繰り返してください。
プログラミング言語についてある程度の知識があるだけでも、サイト制作でできることの範囲が大きく広がります。
制作会社への依頼範囲を減らして、コストを抑えることもできますよ。
オシャレでオリジナリティ溢れるWebサイトを目指して、継続的な学習を意識しましょう。
④ページ表示速度を最適化する
WordPressのデメリットとして、ページ表示速度の遅さを挙げましたが、こちらも改善の余地があります。
ページ表示速度を最適化する方法は下記の通りです。
ページ表示速度の改善方法
- 画像の軽量化
- 不要なプラグインの削除
- 不要なページ(下書き・固定ページ)の削除
上記を実践すれば、ページの読み込み速度を改善できますよ。
ページの表示速度を速めれば、ユーザーのページ離脱を防げてSEO対策ともなるので、どんどん実践していきましょう。
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まとめ~ワードプレス(WordPress)のデメリットを理解してから導入を検討しよう~
このページでは、WordPressのデメリットとその対処法、またメリットについても解説していきました。
セキュリティ対策やページの表示速度などいくらかのデメリットは、対策を取ればある程度解消できることが分かりましたね。
豊富な機能や取り組みやすさから、WordPressはとても魅力的なWebサイト制作サービスです。
WordPressの導入は、途中で挫折しないためにもデメリットと対処法を理解したうえで、慎重に検討してください。
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