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サーバー構築の流れを分かりやすく解説!構築のポイントも紹介

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サーバー構築をしたいと思っていても、構築の流れや何をするべきか分からず困っている人は多いです。

サーバー構築をしようと思ったものの、調べているうちに挫折しかけている人もいるかもしれません。

このページでは、サーバー構築の全体の流れと、具体的な手順を分かりやすく解説していきます。

記事後半ではサーバー構築のポイントもあわせて紹介していますので、最後まで読んで参考にしてくださいね。

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サーバー構築を始めるまでの流れ

サーバー構築とは、簡単に言うとサーバーを作る作業を指します。

サーバーのことをコンピューターの一種だと考えている人もいますが、厳密にいうとコンピューターそのものではなくコンピューターの「役割」を意味しますよ。

なんとなくサーバー構築のイメージが掴めたところで、まずはサーバー構築を始めるまでの流れを簡単に確認しておきましょう。

サーバー構築を始めるまでの流れ

  1. サーバー構築の目的・用途を明確にする
  2. サーバーの種類を把握する
  3. サーバーを選ぶ

①サーバー構築の目的・用途を明確にする

サーバー構築を始めるにあたり、最初にサーバー構築の目的・用途を明確にしていきましょう

具体的なサーバー構築の目的・用途には下記のものがあります。

サーバー構築の目的・用途

  • 自社が提供するサービスの内容
  • サービスの提供範囲
  • サービスを提供したいターゲット

サーバー構築の目的や用途を明確にしておくこで、自社が必要とするであろうサーバー構築の規模やスペックが見えてきますよ。

②サーバーの種類を把握する

サーバーにはハードウェアとソフトウェアの2種類あります。

2種類を混同して考えてしまい、サーバーやサーバー構築について理解ができず挫折する人が多いです。

まずはサーバーのハードウェアの種類について確認していきましょう。

ハードウェアとしてのサーバーの種類

  • 共有サーバー(レンタルサーバー)
  • 仮想サーバー(VPS・クラウドサーバー)
  • 専用サーバー(オンプレミス)

共有サーバー(レンタルサーバー)

共有サーバーとはいわゆるレンタルサーバーのことで、最近主流になってきているサーバーのハードウェアの種類の一つです。

Webサイトを制作していると、レンタルサーバーという言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

月額制のプランが選べ、月額数百円という安さからサーバー構築を始められるうえ、専門的なスキルや知識が不要で初心者に人気です。

レンタルサーバーは、「Xserver」「ConoHa WING」「ロリポップ」がおすすめですよ。

仮想サーバー(VPS・クラウドサーバー)

仮想サーバーにはVPSやクラウドサーバーがあり、最近レンタルサーバーと同様に普及が広がっているサーバーの種類の一つです。

レンタルサーバーと同じくネットワークを通じて、サーバーを借りることができるサービスですよ。

サーバーのOS上に複数の仮想サーバーを構築するため、共有サーバーのように他の利用者の影響を受けないのがメリットです。

しかし仮想サーバーは自分自身での設定・メンテナンスやセキュリティ対策が必要で、サーバーに関する知識が必須となります。

専用サーバー(オンプレミス)

専用サーバー(オンプレミス)とは、オフィスなどにサーバー本体を1台設置して使用する、自社設置型のサーバーです。

専用サーバーの特徴は下記の通りです。

専用サーバーの特徴

  • 初期設定やカスタマイズの自由度が高い
  • ハイスペック(容量・情報処理速度)
  • セキュリティが安全

専用サーバーは、その名の通りサーバーの持つスペックを独り占めでき、フルで活用できるので大規模な顧客の管理やSNSサイトの運営など、提供できるサービスのバリエーションが豊富にあります。

一方でサーバー本体の購入代や設定・インストール費用など、初期費用が高額です。

自分自身で設定・メンテナンスやセキュリティ対策が必要で、サーバーに関する知識が必須ですよ。

③サーバーを選ぶ

サーバーの種類を選んだら、次はサーバーOSとも呼ばれるサーバーのソフトウェアを選びましょう。

サーバーOSの種類は下記の通りです。

サーバーOSの種類

  • Linux
  • Windows
  • Unix

このページでは、Linuxを例にサーバー構築の流れを詳しく解説していきますね。

サーバー構築の流れを詳しく解説

サーバー構築の流れを、Linuxの「MX Linux」を例に詳しく解説していきます。

サーバー構築の流れ

  1. 適したサーバーを決める
  2. 最適なディストリビューションを決める
  3. アプリケーションを決める
  4. プログラミング言語を選ぶ
  5. インストール環境を整える
  6. インストールする

Linuxは、誰でも利用できるオープンソースソフトウェアで、世界中で人気です。

利用者が多いためネット上で情報を集めやすいので、不明点や疑問点も検索しやすいのが特徴です。

①適したサーバーを決める

サーバーの種類 用途
ウェブサーバー HTMLで記述されたWebページを公開
メールサーバー メールの送受信
ファイルサーバー テキスト・画像・動画などのファイルをネット上で共有
データベースサーバー データの保管・追加・編集

Linuxでは、ウェブサーバー・メールサーバー・ファイルサーバー・データベースサーバーを始めとする、さまざまなサーバーを構築できます

事前に明確にした提供サービスの内容に合わせたソフトウェアと、上記のサーバーの組み合わせを決定していきましょう。

自社に合ったサーバーを選び、最適なサーバー構築にしていってください。

②最適なディストリビューションを決める

次に最適なディストリビューションを決めます。

ディストリビューションとは、Linuxの種類のことです。

ディストリビューションによって特徴が異なるため、用途によって選ぶディストリビューションが変わります。

このページでは、MX Linuxを例に解説していますよ。

初心者でも挑戦しやすい丁度良い難易度で、技術力が高いうえシステムの安全性も抜群だと、今注目され人気急上昇中です。

Linuxのディストリビューションは他に下記の種類があります。
Linuxディストリビューションの種類

  • openSUSE(Leap)
  • Mageia
  • Ubuntu
  • Fedora
  • Sabayon
    など

ディストリビューションの種類はかなり豊富で、初心者向けのものや自由度の高いものなど、自社の目的に合わせてじっくり選んでください。

ネット上にさまざまな情報があるので、比較しやすいですよ。

③アプリケーションを決める

それでは、次に使用するアプリケーションを決めます。

ウェブサーバー    ・・・Apache・Nginx
データベースサーバー ・・・MySQL・PostgreSQL
メディアサーバー   ・・・ReadyMedia・MediaTomb
メールサーバー    ・・・Postfix・Sendmail

上記のようなアプリケーションが、サーバー構築をするために必要です。

ただし、アプリケーションの種類によっては提供できないサービスがあるので、アプリケーション選びは慎重にしてください。

④プログラミング言語を選ぶ

次に、プログラミング言語を選びます。

Java・Go・PHP・Python・Rubyなど、さまざまなプログラミング言語がありますよ。

プログラミング言語によって、適している分野が違います。

提供するサービスに応じて、プログラミング言語の種類を選んでくださいね。

⑤インストール環境を整える

それでは、MX Linuxをインストールしていきましょう。

まずはインストールするための環境を整えます。

MX Linuxをインストールするためのサーバースペックは、下記を参考にしてください。

  • CPU   ・・・2コア以上
  • メモリ  ・・・4GB以上
  • HDD   ・・・60GB以上
  • システム ・・・64bit対応

⑥インストールする

MX Linuxのダウンロードページから、MX Linuxのダウンロードを始めます。

「MX-21.2.1_x64.iso」をダウンロードしましょう。

ダウンロード後、言語を「日本語」に変更します。

諸々のインストール手順を終えると、正常に起動することを確認してください。

サーバー構築のポイント5選

サーバー構築の流れを確認したところで、次にサーバー構築のポイント5選を紹介していきます。

サーバー構築のポイント5選

  • 目的を明確にする
  • 目的に合った容量・スペックのサーバーを選ぶ
  • セキュリティ対策をする
  • 安定性を重視する
  • 実績のある業者に外注する

これからサーバー構築をする人は、サーバー構築のポイントを参考にしてくださいね。

目的を明確にする

サーバー構築は事前に目的・用途を明確にし、その上で必要なサーバーを選定することが大切です。

ユーザーや顧客へのサービスに必要な機能を洗い出して、目的に合ったサーバー選定をしていきましょう。

システム開発会社などに外注する場合でも、外注先によって得意な開発規模や分野はそれぞれ異なります。

外注先を比較する際にも、事前に目的を明確にしておくとスムーズですよ。

目的に合った容量・スペックのサーバーを選ぶ

スペックとはサーバーの容量や処理速度を指し、利用者の規模や利用頻度を考慮したスペックのサーバー選びを心がけましょう。

価格の安さだけで選ぶと、スペックが足らずダウンする可能性があります。

サーバーダウンなどの障害が起こると顧客からの信頼性を失うことになり、顧客の離脱だけでなく障害対応のために余計なコストが発生する恐れがありますよ。

逆にスペックが高すぎても、「高額だったのに使いこなせず、結局持て余してしまった」という事例もあります。

自社が運営するサービスにはどれくらいのスペックが必要なのか、事前によく確認してください。

セキュリティ対策をする

サーバー構築の際には、セキュリティ対策に十分な配慮をしましょう。

近年はハッキングなどのサーバー攻撃が増加しており、顧客の個人情報や支払い情報が流出したり、サーバーに大きな負担がかかりダウンさせられてしまうケースが多発しています。

外部から悪意のあるアクセスを防ぐためにも、セキュリティ対策をしっかりとおこない、サーバーのアクセス権限を制限する必要があります。

安定性を重視する

サーバー構築が完了した後も、サーバー稼働後の安定的なレスポンス・不測の事態への備えが重要です。

安定的なレスポンスとは、普段のシステムの動作がスムーズにできているかどうかを指します。

格安のレンタルサーバーの場合やその他の利用者の処理状態によって、レスポンスが影響を受けサーバーが不安定になる場合もありますよ。

サーバー契約の際はサービスのレスポンスについてよく確認しておきましょう。

また不測の事態への備えとは、災害時やシステム障害機器の故障への対応を指します。

サービスの提供が途絶えると業務に多大な影響を及ぼすため、万が一に備えて予備のサーバーを用意しておくことが重要です。

実績のある業者に外注する

専門サーバーでのサーバー構築をシステム開発会社に外注する場合は、実績のあるところを選ぶようにすると良いですよ。

近年急激に普及し始めたレンタルサーバーやクラウドサーバーなどは、費用を安く抑えられる反面、頻繁に不具合が発生する恐れがあります。

サービス提供に悪影響を及ぼすことになり、顧客からの信頼を失ったり離脱するリスクがあるので注意してください。

業者を選定する時には過去の実績などを調べ、信頼できるかどうかを十分に確認してから見積依頼をしましょう。

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まとめ~サーバー構築は目的を明確にしてから始める~

このページでは、サーバー構築の流れを初心者向けに分かりやすく解説していきました。

初心者でも挑戦しやすいサーバーのMX Linuxを例にしましたが、他にもさまざまな種類があるので、まずは自社のサービスや目的を明確にし、それに合ったものを選んでください。

記事後半ではサーバー構築のポイントも紹介しましたので、構築の際は意識してみてください。

サーバー構築のポイント5選

  • 目的を明確にする
  • 目的に合った容量・スペックのサーバーを選ぶ
  • セキュリティ対策をする
  • 安定性を重視する
  • 実績のある業者に外注する

サーバー構築に困っている人は、プロに依頼することも検討しましょう。

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