薬剤師辞めて薬剤師以外の違う仕事を選ぶなら？資格＆経験を活かせるおすすめ職種20選を紹介

薬剤師として働いている中で、薬剤師以外の転職を検討している方もいるのではないでしょうか。

厚生労働省が公表した「令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計」によると、薬剤師は年々増加しており、2022年度で323,690人です。

(引用元ページ：厚生労働省-令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計)

しかし、実際には薬剤師から転職を検討している方も多く、リクルートメディカルキャリアが公表した「薬剤師の転職活動に関する動向調査」によると、薬剤師の約58%が転職意向があると回答しました。

(引用元ページ：株式会社リクルートメディカルキャリア-薬剤師の転職活動に関する動向調査)

薬剤師を辞めて違う仕事に就きたい場合は、薬剤師以外におすすめの転職先を把握しておくことが大切です。

そこで、本記事では薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ職種を20選ご紹介します。

記事後半では、薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ転職エージェント3選もあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

薬剤師を辞めて違う仕事に転職する前に知るべき基礎知識

薬剤師を辞めて違う仕事に就きたい方は、薬剤師以外の職種に転職する前に、下記の基礎知識を押さえておきましょう。

薬剤師が「薬剤師以外の仕事」を考え始める主な理由

薬剤師が薬剤師以外の仕事を考え始める背景には、働き方や働く環境に対する悩みが多く存在します。

リクルートメディカルキャリアが公表した「薬剤師の転職活動に関する動向調査」によると、薬剤師が転職を考え始めた理由として、下記のような回答が挙げられました。

(引用元ページ：株式会社リクルートメディカルキャリア-薬剤師の転職活動に関する動向調査)

薬剤師が薬剤師以外の職種を志望する際は、「薬局以外で働きたい」「調剤業務以外のキャリアに挑戦したい」などポジティブな理由もあれば、「人手不足で忙しすぎる」「調剤・投薬のルーティンワークにやりがいを感じられない」などネガティブな理由もあります。

近年は、薬剤師の過剰供給や薬局統廃合の影響により、将来への不安から異業種転職を検討する人が増えており、「薬剤師を辞めて違う仕事をしたい」という思いが生まれやすいです。

薬剤師の離職率と転職市場の現状

厚生労働省が公表した「令和6年雇用動向調査結果」によると、薬剤師を含む「医療・福祉」職種の離職率は13.8%でした。

しかし、リクルートメディカルキャリアの調査によると、転職意向がある薬剤師は全体の過半数に達しており、実際に転職活動へ踏み切っていない方も大勢います。

同調査によると、1年以内に転職活動を行った薬剤師の割合は全体の約30%です。

(引用元ページ：株式会社リクルートメディカルキャリア-薬剤師の転職活動に関する動向調査)

転職意向がありながら、転職活動に踏み切れない理由として、「希望条件が満たされなそう」「転職しなくても問題ない」「手間がかかる」などの回答が多く挙げられました。

(引用元ページ：株式会社リクルートメディカルキャリア-薬剤師の転職活動に関する動向調査)

転職市場では薬剤師向け求人数は依然多いものの、「薬剤師以外の仕事」への転職は競争が激しく、即戦力志向の職場も増えています。

薬剤師の転職市場は今後も拡大が見込まれており、「薬局以外で働く道」を選びやすくなっているのが現状です。

転職市場における薬剤師の価値

薬剤師は、医療・薬品・人体・疾患に関する深い理解を持っているため、専門知識職として価値の高い人材です。

特に、製薬企業・医療機器メーカー・治験関連企業では、医薬品の構造・作用機序・添付文書・安全性などを理解できる薬剤師は即戦力として扱われます。

また、薬機法に関する知識は、広告チェックや品質管理、医療メディアにも応用でき、薬剤師以外の仕事でも転職市場で優位に立てます。

さらに、患者対応で培ったコミュニケーション能力や薬歴管理で磨かれた情報整理スキルは、営業・CS・事務など幅広い業界で重宝されるため、薬剤師以外の職種へ転職できる可能性は高いです。

薬局以外・医療以外でも活躍できる薬剤師の特徴

薬局以外・医療以外の仕事で活躍できる薬剤師には、下記のような共通点があります。

異業種転職では、新しい専門スキルを習得する必要があり、IT・マーケティング・データ解析など新分野に前向きに挑戦する姿勢が必要です。

また、患者説明・処方意図の確認などで鍛えられたコミュニケーション能力は、営業やCSでも役立ちます。

さらに「情報整理・正確性・責任感」の強さは、薬剤師ならではの強みとして高く評価されます。

薬剤師が薬剤師以外の仕事を選ぶ際におすすめの職種20選

薬剤師を辞めて違う仕事に転職したい場合は、薬剤師以外であれば下記の20職種がおすすめです。

①製薬会社（開発／薬事／品質管理など）

製薬会社は、薬剤師が薬剤師以外の仕事に挑戦する際、人気の高い転職先です。

開発職では、新薬の研究・治験サポート、データ解析などを担当し、薬理・化学の知識を存分に活かせます。

薬事職では、薬機法に基づいた申請書類の作成や行政対応を行い、医療に関する法律の専門知識を組み合わせた高度な仕事に携われます。

また品質管理（QC）・品質保証（QA）では、医薬品の安定性試験や製造記録の確認など、薬剤師ならではの正確性が求められる業務が中心です。

②研究職

研究職は、大学・製薬企業・公的研究機関などで、医薬品開発や疾患研究に携わる仕事です。

基礎研究では、疾病のメカニズムを分子レベルで解明し、応用研究では新薬候補の探索や薬効評価を行います。

薬剤師としての薬理・生化学・有機化学の知識がそのまま活かせるだけでなく、論文読解力・実験精度・データ分析能力が求められるため、専門性が高いキャリアを築けます。

また、研究職は「薬局以外で知識を深めたい」「臨床よりサイエンスに携わりたい」という薬剤師に向いており、アカデミック志向の方におすすめの転職先です。

③CRC（治験コーディネーター）

CRC（治験コーディネーター）は、製薬会社と医療機関の間に立ち、治験が円滑に進むよう調整する専門職です。

治験参加者への説明・スケジュール管理・データ収集・医療関係者との連携など、幅広い業務を担当します。

薬剤師としての薬理作用や副作用に関する知識を活かせるだけでなく、患者とのコミュニケーション経験も強みとして発揮できます。

薬剤師を辞めて違う仕事に挑戦したい人から特に人気の高い職種で、土日休み・夜勤なしなど、働きやすい環境が整っている点も魅力です。

④DI（ドラッグインフォメーション）

DI（Drug Information：医薬品情報担当）は、医療従事者からの問い合わせに対応し、エビデンスを元に正確な医薬品情報を提供する職種です。

副作用・相互作用・用法用量・最新の臨床データなど、薬剤師ならではの専門知識が活かせる領域のひとつです。

主な勤務先は製薬企業やCSO（医薬品情報センター）で、デスクワークが中心なため、体力的な負担が少なく働けます。

また、薬機法理解・添付文書の読解力・論文の検索スキルなど、薬剤師の強みがそのまま活かせるため、「薬剤師以外の仕事に挑戦しつつ、医療知識を活用したい」という方におすすめです。

⑤臨床開発モニター（CRA）

CRA（Clinical Research Associate）は、治験が適切に行われているかを監査・確認する専門職です。

製薬企業やCROに所属し、治験施設を訪問してデータの整合性チェック、プロトコルの遵守確認、安全性情報の収集などを行います。

薬剤師の専門知識は大きな武器となり、治験薬の作用機序や安全性評価への理解が早い点が強みです。

また、CRAは医療系の中でも年収が高い傾向にあり、キャリアアップの選択肢が豊富な職種でもあります。

⑥医薬情報担当者（MR）

MR（Medical Representative）は、製薬企業の営業職として医療機関を訪問し、医薬品の適正使用情報を提供する仕事です。

薬剤師として培った薬理学・副作用・相互作用への理解が武器になり、医師・薬剤師からの高度な質問に対して専門的な回答ができる点が評価されます。

また、MRは成果主義の側面が強く、努力次第で年収アップを狙いやすい点も魅力です。

薬局以外で働きたいが医療との接点は残したい、コミュニケーション能力を活かしたいという薬剤師に向いています。

⑦教員・講師

薬剤師が薬剤師以外の仕事へ転職する際、「教育分野」への道は安定性の高さと専門知識を活かせる点から人気があります。

大学・専門学校・予備校・医療系スクールなど幅広い現場で、薬学・化学・生物・医療制度などの授業を担当できます。

人に教えることが好きな薬剤師、学生の成長に関わりたい方におすすめの転職先です。

非常勤からスタートできる場合も多く、ワークライフバランスを取りやすい働き方も魅力です。

⑧メディカルライター

メディカルライターは、医学・薬学系の記事・論文の要約・医療メディアの監修・製薬企業の資料作成などを専門に行う職種です。

薬剤師としての専門知識とエビデンスを正しく読み解く力が求められ、薬局以外のキャリアとして在宅・フリーランスでも活躍できる希少な職種です。

具体的には、医療ニュースの執筆・患者向けの解説記事・医療従事者向けの教育コンテンツ作成などがあり、文章力を磨けば長期的に安定したキャリアを築けます。

専門性の高さが報酬に直結しやすく、医療知識を活かしながらクリエイティブに働ける職種として人気が高まっています。

⑨MSL（メディカル・サイエンス・リエゾン）

MSLは、製薬企業の科学的専門家として、医師・研究者と高度な学術交流を行う職種です。

MRのように営業ではなく、医療の最前線に立つ専門職ポジションで、薬剤師の薬理学・臨床知識が最大限活かせます。

具体的には、医師への最新エビデンス提供・講演会の企画・KOL（キーオピニオンリーダー）とのリレーション構築・新薬の科学的価値の説明などが主な業務です。

年収も高く、グローバル企業では年収700〜1,000万円も珍しくありません。

⑩公務員

薬剤師が薬剤師以外の仕事へ転職する際、「安定性」を重視するなら公務員がおすすめです。

自治体や行政機関では、保健所・衛生研究所・食品衛生監視員・薬務課など薬学知識を活かせる部署が多く、薬機法・感染症対策・食品安全業務など社会貢献度の高い仕事に関われます。

残業が少ない職場が多く、育休・産休などの制度が充実しているため、ワークライフバランスを実現しやすいです。

安定した収入・確実なキャリア形成ができるため、「薬局以外で長く働ける職場」を求める薬剤師におすすめの転職先です。

⑪医療コンサルタント

医療コンサルタントは、医療機関・薬局・介護施設などの経営課題を分析し、改善策を提案する専門職です。

薬剤師として現場で培った薬局運営の知識・調剤業務の理解・医療制度への見識が強みとなり、経営改善・業務効率化・人材教育など幅広い領域で力を発揮できます。

薬局以外で活躍できるうえ、ロジカルシンキング・データ分析・プレゼン力などの高度なスキルも身につきます。

年収も比較的高く、医療分野で新たなキャリアを築きたい薬剤師におすすめの職種です。

⑫スポーツファーマシスト

スポーツファーマシストは、アスリートに対する薬物使用の安全管理、ドーピング防止啓発を担う専門資格を持つ薬剤師です。

薬局以外で専門性を発揮したい薬剤師や、スポーツに関わる仕事がしたい人から人気のキャリアです。

禁止薬物リストの管理・サプリメントの安全性アドバイス・チームへの教育活動など、薬理学の知識を最大限活かせる領域で働ける点が魅力です。

⑬データサイエンティスト

データサイエンティストは、医療・製薬・ヘルスケア企業でビッグデータを分析し、事業戦略や製品開発に活かす専門職です。

薬剤師は、科学的思考力・統計知識・エビデンス読解力が高く、データ分析と相性が良い職種として注目されています。

医療データ（レセプト、電子カルテ、臨床試験データなど）を扱うため、医療知識を持つ薬剤師は即戦力に評価されやすいことも強みです。

薬局以外でキャリアチェンジしたいが、市場価値の高いスキルを身につけたい薬剤師に向いています。

⑭ヘルスケア系スタートアップ（製品企画／メディカル監修など）

ヘルスケア系スタートアップは、最新テクノロジーと医療を融合したサービスを生み出す急成長分野で、薬剤師の専門知識が求められています。

アプリ開発・ウェアラブルデバイス・ヘルスケアAI・オンライン診療サポートなど、幅広いプロダクトの企画・監修に関われます。

薬局以外の環境で高い裁量を持ち、スピード感のある働き方ができる点も大きな魅力です。

新規事業に関わるため、企画力・マーケティング・プロジェクト管理などビジネススキルも同時に身につきます。

⑮医療系出版社・医療メディアの編集者

医療系出版社や医療メディアの編集者は、専門知識に基づいて記事の企画・構成・校正・監修を行う職種です。

薬剤師として培った、医学的知識・エビデンス検索能力・情報の正誤を判断する力が強みとなります。

医師・研究者への取材や、最新医療ニュースの発信・一般向けの健康記事の編集など、多様なコンテンツ制作に携われるため、情報発信が好きな薬剤師におすすめです。

文章力・編集スキルを磨けば、キャリアの幅が大きく広がる人気の職種です。

⑯薬機法関連の広告チェック担当

薬機法関連の広告チェック担当は、医薬品・医療機器・健康食品・化粧品などの広告表現が薬機法に違反していないかを確認する専門職です。

薬剤師は、法律の理解力・専門用語の知識・薬理作用への深い理解があるため、広告審査に向いています。

企業のマーケティング部門・製薬会社・広告代理店・健康系スタートアップなど活躍領域も広く、在宅勤務可能な求人も増えています。

医療情報の正しい伝え方を社会全体に広める役割があり、専門職としての価値も高いため、長く安定して働ける職種として人気です。

⑰保険会社（査定医サポート／調査部門など）

保険会社の査定医サポートや調査部門は、保険金支払いに関する医療情報の確認・疾病リスク評価・医療データの整理を担当する仕事です。

病態理解・薬理学の知識を持つ薬剤師は、保険の医学的判断に必要な知識をすでに備えています。

薬局以外で落ち着いて働きたい人や、対人接客より事務的・分析的な業務が得意な薬剤師に向いている職種です。

⑱薬事申請サポート／行政書士補助（薬機法関連）

薬事申請サポートや行政書士補助は、新製品を販売するための薬事申請書類作成や、薬機法に基づく許可申請を支援する仕事です。

薬剤師は、薬事法規・薬理・製造工程に理解があるため、行政書士補助として薬局以外のフィールドで専門性を発揮できます。

ヘルスケア業界では、薬機法に関する手続きや申請が重要となるため、薬剤師経験者は重宝されます。

⑲医療系SaaSのカスタマーサクセス

医療系SaaS（電子薬歴、オンライン服薬指導システム、医療DXツールなど）のカスタマーサクセスは、導入した医療機関・薬局のサポートを行い、プロダクトを最大限活用してもらう役割です。

薬剤師は現場の課題がわかるため、システム導入時の指導や改善提案が説得力を持ち、高く評価されます。

IT業界へ転身したい薬剤師に最適で、薬局以外の環境で医療DXに関わるキャリアは、今後さらに需要が伸びる傾向にあるためおすすめです。

⑳医療通訳／メディカルコミュニケーター

医療通訳・メディカルコミュニケーターは、外国人患者と医療従事者の間に入り、医療情報の正確な伝達をサポートする専門職です。

薬理・医療知識を持つ薬剤師は、専門用語の理解が早く、海外の医療現場や国際的な医療シーンで活躍しやすい点が強みです。

医療の専門性を維持しながらグローバルな舞台で働けるため、語学が好き・海外医療に興味がある薬剤師にぴったりです。

薬剤師を辞めて違う仕事に転職するメリット

薬剤師を辞めて違う仕事に転職するメリットは、下記のとおりです。

薬剤師が薬剤師以外へ転職するメリット①薬剤以外のスキルが身につく

薬剤師が薬剤師以外の仕事へ転職すれば、薬局以外の環境で新しいスキルを習得できます。

薬剤師の業務は、調剤・服薬指導・薬歴管理が中心ですが、異業種に転職すると企画力・マーケティング・データ分析・マネジメント・文章力・法律知識など、幅広い専門スキルが身につきます。

特に製薬会社・医療系SaaS・医療メディア・薬機法関連の仕事などは、薬剤師の知識と新しいスキルを掛け合わせることで市場価値を大幅に高められます。

薬剤師が薬剤師以外へ転職するメリット②キャリアの視野が拡がる

薬剤師を辞めて違う仕事を経験すると、自分が思っていた以上に多様なキャリアパスが存在することに気づけます。

薬剤師は「薬局か病院か」の二択になりやすいですが、実際には薬局以外にも、製薬企業・医療コンサル・行政・IT企業・医療メディア・研究職・国際医療など数多くのフィールドが存在します。

異業種転職を経験することで、自分の強み・価値観・働き方の優先順位を見直し、これまで気づかなかった新しい道が開けるのです。

薬剤師が薬剤師以外へ転職するメリット③努力次第で高収入を狙える

薬剤師は、平均年収が安定している一方で、年収の上限が見えやすいという側面があります。

しかし、薬剤師を辞めて違う仕事に転職すれば、実力主義の業界で成果に応じた高収入を得られる可能性が広がります。

例えば、MR・コンサルタント・医療系SaaSのカスタマーサクセス・メディカルライター・データサイエンティストなどは、薬局以外でも薬剤師の専門性を評価されやすく、実績によって年収600〜1,000万円超も目指せる領域です。

薬剤師以外の業界に挑戦すれば、キャリアの幅を広げるだけでなく、収入面でも大きなメリットを得られる可能性があります。

薬剤師を辞めて違う仕事に転職するデメリット

薬剤師を辞めて違う仕事に転職するデメリットは、下記のとおりです。

薬剤師が薬剤師以外へ転職するデメリット①職場によっては転職活動が難航する

薬剤師が薬剤師以外の仕事へ転職する際、転職活動がスムーズにいかない可能性があります。

薬剤師は、国家資格によって専門性が証明されているものの、薬局以外・医療以外の会社からは「即戦力ではない」と判断されるケースがあります。

未経験業界への転職は、採用要件に業務経験が求められることが多く、書類選考で苦戦するケースも少なくありません。

薬剤師を辞めて違う仕事に挑戦するには、業界研究と職務経歴の整理が不可欠です。

薬剤師が薬剤師以外へ転職するデメリット②転職後は年収が下がる可能性もある

薬剤師は資格職として一定の給与水準が保証されていますが、薬剤師を辞めて違う仕事に転職する場合、大半の未経験職は初年度の年収が薬剤師より低く設定されます。

特に、医療とは離れた一般企業への転職では、年収が300〜400万円台に下がるケースも珍しくありません。

薬剤師としての専門性がそのまま活かされない職種ほど、給与の初期値が低く設定されやすい傾向にあります。

薬剤師が薬剤師以外へ転職するデメリット③ゼロからスキル・キャリアを築く必要がある

薬剤師以外の仕事に転職するデメリットは、キャリアをゼロから積み直す必要があることです。

薬剤師として10年働いたとしても、異業種では未経験扱いとなるため、同年代よりキャリアスタートが遅れてしまいます。

薬局以外の仕事では、多様なスキルが求められ、最初の数年はキャッチアップに苦労するケースも珍しくありません。

薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ転職エージェント3選

薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ転職エージェントは、下記の3つです。

薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ転職エージェント第1位

ファルマスタッフ：薬剤師転職支援25年以上！

薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ転職エージェント第2位

ファル・メイト：親身なサポートで転職支援！

薬剤師が薬剤師以外に転職する際のおすすめ転職エージェント第3位

薬キャリエージェント：コンサルタント満足度95%！

まとめ～薬剤師を辞めて違う仕事へ進むなら転職エージェントに相談しよう！～

薬剤師として働くなかで、「薬剤師を辞めて違う仕事をしてみたい」と感じる方は少なくありません。

実際、薬剤師のキャリアは薬局以外にも大きく広がっており、企業・行政・研究・教育・IT・医療メディアなど、多様な業界で薬剤師の専門性が求められています。

しかし、薬剤師が薬剤師以外の仕事へ転職する場合、「どんな仕事が自分に向いているか」「年収は下がらないか」などの不安がつきまとうのも事実です。

薬剤師から薬剤師以外に転職したい方は、本記事でご紹介したおすすめ職種・転職エージェントを参考に、自分に合う新しいキャリアを探しましょう。