介護転職は40代でも遅くない？「介護職は40代できつい」と言われる理由を徹底解説

厚生労働省が公表している「介護労働実態調査」によると、介護職員の採用率は30代・50代よりも40代が高い傾向にあります。

▼訪問介護員、介護職員の年齢階層別採用率と離職率

(引用元ページ：公益財団法人介護労働安定センター-令和6年度 介護労働実態調査結果)

介護業界は、若年層だけで構成されているわけではなく、人生経験や社会経験を積んだ世代が数多く活躍しています。

しかし、40代から介護職を目指す場合、「年齢的に転職は難しいのでは？」「未経験から介護職に転職するには遅い？」など不安に思う方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、「介護職へ転職するには40代は遅いのか」市場の動向と介護業界の実態をもとに詳しく解説します。

記事後半では、40代から介護職へ転職するメリット・デメリットもあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

40代から介護職へ転職する人は実際に多い？

40代から介護職へ転職するべきか悩んでいる方は、下記の実態を確認しておきましょう。

介護職の平均年齢と40代の割合

介護職は若い人向けの仕事というイメージを持たれがちですが、実際の年齢構成を見ると、その印象は大きく変わります。

公益財団法人介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査」によると、介護職員の平均年齢は48.7歳でした。

介護労働者の項目	平均年齢
男女計	48.7歳
男性	44.0歳
女性	50.1歳
訪問介護員	50.8歳
介護職員	47.0歳
サービス提供責任者	49.9歳
生活相談員	46.9歳
看護職員	47.8歳
PT・OT・ST等	39.2歳
介護支援専門員（ケアマネジャー）	54.3歳

(引用元ページ：公益財団法人介護労働安定センター-令和6年度 介護労働実態調査　労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査　結果報告書」)

20代や30代だけでなく、40代・50代の職員が多く在籍しており、40代から転職する方も少なくありません。

厚生労働省が公表した「介護労働の現状」によると、介護職員の22.4％は40代であり、中途採用需要も高い傾向にあります。

(引用元ページ：厚生労働省-介護労働の現状)

なぜ介護業界は40代の転職者が多いのか

介護業界に40代・50代の転職者が多い理由は、大きく分けて下記の3つです。

少子高齢化が進む日本では、介護サービスの需要が年々拡大しており、常に人手不足の状態が続いています。

そのため、介護業界では年齢だけを理由に応募を断るケースは少なく、40代以上でも積極的に採用されやすい傾向があります。

また、介護の仕事では利用者との信頼関係が重要です。40代・50代は、社会経験や家庭経験を通じて培ったコミュニケーション力や包容力があり、利用者やその家族から安心感を持たれやすい特徴があります。

介護業界は、「若さ」よりも「人としての成熟度」が重視される傾向にあるため、40代・50代の転職者が多いです。

未経験から介護転職する40代は珍しくない

「40代・未経験で介護職に転職するのはハードルが高いのでは？」と感じる方は多いですが、実際には未経験から介護職へ転職する40代は決して珍しくありません。

介護業界では、入職時点で専門的なスキルや資格が必須でない求人も多く、未経験者を前提とした教育体制が整っている施設が数多く存在します。

特に、介護職員初任者研修などの入門資格は、働きながら取得できるケースも多く、40代からでも無理なくスキルを身につけられます。

そのため、他業種からの転職者が多く、元営業職、事務職、接客業、製造業など、まったく異なる業界から介護職へ転身する人も珍しくありません。

他業種（未経験）から介護職への転職率

介護業界は、他業種からの転職者が多い業界です。

公益財団法人介護労働安定センターが公表した「令和6年度 介護労働実態調査」によると、前職に介護関係の仕事に就いていた中途採用者の割合は37％、過去一度でも介護関係の仕事経験がある中途採用者の割合は50.5％でした。

▼中途採用者が経験した仕事、直前の仕事

▼介護労働者の職種別直前の仕事

(引用元ページ：公益財団法人介護労働安定センター-令和6年度 介護労働実態調査　労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査　結果報告書」)

つまり、中途採用者の約6割は他業種から、約5割は介護業界未経験者です。

介護職が「対人スキル」を重視する仕事であるため、他業種からの転職者も積極的に受け入れる傾向にあります。

「介護職は40代できつい」と言われる理由とは

「介護職は40代できつい」という言葉は、介護転職を検討している多くの人が一度は目にするフレーズです。

きついと感じる背景には、仕事内容そのものだけでなく、職場環境、勤務形態、事前準備の有無など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

40代から介護転職を成功させるためには、これらの理由を正しく把握したうえで、転職先を選びましょう。

体力的にきついと言われる理由

介護職が「体力的にきつい」と言われる理由は、利用者の移乗介助や入浴介助、排泄介助など身体介護が日常的に発生する点にあります。

40代になると、20代・30代の頃と比べて筋力の低下や疲労回復の遅さを実感しやすくなり、体への負担を強く感じるケースも多いです。

また、夜勤を含むシフト制勤務や長時間の立ち仕事も、体力面での負担を増やす要因です。

睡眠リズムが乱れることで疲れが蓄積し、「介護職は40代できつい」と感じてしまう人も少なくありません。

精神的にきついと感じやすい場面

介護職が精神的にきついと感じられやすい理由の一つが、利用者やその家族との人間関係です。

介護の現場では、利用者の体調や感情の変化が激しいことも多く、理不尽な言動を受ける場面もあります。

40代で介護転職した人の中には、こうした対人ストレスに戸惑い、「思っていた以上に精神的にきつい」と感じる人もいます。

さらに、命や生活に直結する仕事であるため、責任の重さが精神的な負担につながることも少なくありません。

看取り介護など、責任が重大な仕事を任された際は、「精神的にきつい」と感じてしまうものです。

人間関係がきついと言われる背景

介護職が「人間関係できつい」と言われやすい理由は、チームワークが不可欠な職場環境にあります。

介護現場では、介護職員だけでなく、看護師・ケアマネジャー・リハビリ職・生活相談員など多職種と連携しながら業務を進めます。

そのため、価値観や仕事の進め方の違いがストレスにつながることも少なくありません。

特に40代で介護転職した場合、年下の先輩職員や管理職の指示を受けるケースも多く、これまでの社会人経験とのギャップに戸惑う可能性があります。

その結果、「介護職は40代できつい」「人間関係が大変」という印象を強く持ってしまうのです。

夜勤・シフト制が40代には負担になるケース

介護職は24時間体制で利用者を支える仕事であるため、夜勤や早番・遅番を含むシフト制勤務が一般的です。

この勤務形態が「介護職は40代できつい」と言われる理由の一つです。

40代になると、体力面だけでなく生活リズムの乱れが体調不良や睡眠不足につながりやすく、夜勤の負担を強く感じるケースが増えます。

また、家庭を持つ40代の場合、夜勤や不規則なシフトが家族との生活リズムと合わず、精神的なストレスになるケースも少なくありません。

特に子育てや親の介護と両立している人にとっては、夜勤が続くことで「この働き方はきつい」と感じやすくなるのです。

収入面できついと感じる給料待遇

介護職がきついと言われる理由の中でも、収入面への不安は大きな要素です。

40代で他業種から介護転職した場合、前職と比べて給与が下がるケースもあり、「思ったより給料が低くてきつい」と感じる人が少なくありません。

公益財団法人介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査」によると、40代介護労働者の平均月収は約25万円であり、同年代と比較して低い傾向にあります。

年齢	平均月収
40～44歳	254,797円
45～49歳	253,194円

(引用元ページ：公益財団法人介護労働安定センター-令和6年度 介護労働実態調査　労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査　結果報告書」)

体力的・精神的な負担に対して「金銭的にきつい」と収入が見合っていないように感じてしまうのです。

「介護職はきつい」と感じる人と感じない人の決定的な違い

同じ40代で介護転職をしても、「介護職はきつい」と早期に離職してしまう人と、長く安定して働き続けられる人に分かれます。

その決定的な違いは、仕事そのものではなく、事前準備と職場選びの質にあります。

介護職がきついと感じる人の多くは、仕事内容や働き方を十分に理解しないまま転職しているのです。

一方で、介護業界の現実を把握し、「体力的にきつい部分」「精神的に負担がかかる場面」を理解したうえで職場を選んだ人は、想定外のギャップに悩まされにくい傾向があります。

40代で介護転職して「きつい」と感じやすい人の特徴

下記の特徴に当てはまる方は、40代で介護職に転職して「きつい」と感じやすいです。

介護業界の現実を知らずに転職した人

40代で介護職へ転職し、「思っていたよりきつい」と感じる人の多くは、介護業界の現実を十分に理解しないまま転職しています。

例えば、「人の役に立てるやりがいのある仕事」というイメージだけで介護職を選ぶと、身体介助や夜勤、緊急対応などの負担に直面したときにギャップを感じてしまうのです。

介護職は感情労働の側面も強く、利用者や家族への対応で精神的に消耗する場面も少なくありません。

こうした現実を知らずに転職すると、「介護職は40代できつい」「想像以上に大変だった」と感じやすいです。

職場選びを妥協してしまった人

「早く仕事を決めたい」「年齢的に選べないかもしれない」という焦りから、職場選びを妥協してしまうと、40代の介護転職はきつくなりやすいです。

人手不足の介護業界では求人自体は多いものの、職場環境や教育体制には大きな差があります。

例えば、慢性的な人手不足の施設では、十分な研修がないまま現場に入るケースもあり、40代の未経験者にとっては精神的・体力的負担が一気に増します。

その結果、「介護職はきつい」「自分には無理だった」と感じ、早期離職につながるケースも少なくありません。

体力面・生活リズムを考慮していない人

40代で介護職へ転職する際、体力面や生活リズムを十分に考慮していないと、「想像以上にきつい」と感じやすいです。

介護職は立ち仕事が多く、移乗介助や夜勤など身体への負担がかかる場面もあります。

20代・30代と同じ感覚で働こうとすると、疲労が蓄積しやすくなるのです。

また、夜勤や不規則なシフトが生活リズムに合わない場合、睡眠不足や体調不良につながり、仕事へのモチベーション低下を招くリスクもあります。

こうした状態が続くと、「介護職は40代できつい」と感じるのは自然な流れです。

相談できる環境を作れていない人

40代で介護転職をしてきついと感じやすい人の特徴として、「一人で抱え込んでしまう」傾向も挙げられます。

新しい業界・新しい人間関係の中で、悩みや不安を誰にも相談できない状態が続くと、精神的な負担は一気に大きくなります。

介護現場では、分からないことや困ったことを周囲に共有することが重要です。

しかし、「年齢的に聞きづらい」「迷惑をかけたくない」と遠慮してしまい、ミスへの不安や孤立感から「介護職はきつい」と感じてしまうのです。

40代から介護転職して「楽しい・続けられる」人の特徴

介護職は「きつい」と感じやすい職種ですが、事前準備・職場選びを徹底すれば40代からでも続けられる方も多いのが現状です。

下記の特徴に当てはまる方は、40代から介護転職しても仕事を続けられる可能性が高いです。

人の役に立つ仕事にやりがいを感じられる

40代から介護職へ転職して「きつい」と感じにくく、長く続けられている人の多くは、人の役に立つこと自体にやりがいを見出せるタイプです。

介護職は、日々の業務の中で直接「ありがとう」と感謝される機会が多く、成果が目に見えやすい仕事です。

これまでの仕事で成果や評価が数字や売上中心だった人ほど、介護職の「人との関わり」に新鮮さを感じるケースも少なくありません。

利用者の小さな変化や笑顔を喜びとして受け取れる人は、「介護職は40代できつい」というイメージよりも、「やりがいがある仕事」という実感を持ちやすい傾向があります。

体力負担の少ない職種・施設を選んでいる

40代から介護職へ転職して長く働けている人は、「体力勝負の職場」をあえて避けています。

介護職と一口に言っても、特別養護老人ホームや老健・訪問介護・デイサービスなど、業務内容や身体的負担には大きな違いがあります。

40代で介護転職して成功している人は、自分の体力や健康状態を冷静に把握し、「無理なく続けられる現場」を優先しています。

若さで乗り切るのではなく、職種選びで負担を減らすことが、結果的に仕事を楽しめる秘訣です。

無理なく働ける勤務形態を選択している

40代から介護職へ転職して「楽しい」「続けられる」と感じている人は、勤務形態にも強いこだわりを持っています。

夜勤あり・シフト制が悪いわけではありませんが、生活リズムや家庭環境に合わない場合、ストレスが積み重なりやすいです。

例えば、日勤のみ・固定シフト・週休2日制など、自分の生活スタイルに合った働き方を選んでいる人は、心身の負担を抑えながら働けています。

無理のない勤務形態を選ぶことで、仕事への余裕が生まれ、利用者対応にも前向きに取り組めます。

長期視点でキャリアを考えている

40代から介護転職して成功している人は、「今の仕事」だけでなく、数年後・10年後を見据えたキャリアを考えています。

最初は、現場介護職としてスタートしても、将来的に資格取得や職種変更によって、身体的負担を軽減する道があります。

例えば、介護福祉士やケアマネジャー・サービス提供責任者など、経験を積むことでキャリアアップできる職種は多く存在します。

40代での介護転職は決して遅くなく、むしろ社会人経験を活かしてステップアップしやすい年代です。

40代から介護職へ転職するメリット

40代から介護職へ転職するべきか悩んでいる方は、メリットとデメリットの双方を確認しておきましょう。

40代から介護職へ転職するメリットは、下記のとおりです。

需要が高く将来的にも安定する

40代から介護職へ転職する大きなメリットの一つが、将来的にも安定した需要が見込める点です。

日本は超高齢社会に突入しており、介護人材の不足は今後さらに深刻化すると言われています。

厚生労働省の推計でも、介護職員は今後も数十万人規模で不足する推移であり、年齢に関係なく働き口がある業界です。

▼介護職員の必要数推移

(引用元ページ：厚生労働省-介護人材確保の現状について)

年齢を活かしてコミュニケーションを取りやすい

介護職では、40代という年齢そのものが強みとして活きます。

なぜなら、利用者の多くは高齢者であり、人生経験が豊富な40代の対応は安心感や信頼につながりやすいからです。

若い職員には話しにくい悩みや不安も、40代の介護職員だからこそ打ち明けてもらえるケースは少なくありません。

また、40代は社会人経験や家庭経験を活かして、落ち着いた説明や調整ができる年代でもあります。

キャリアアップを狙える

介護職は、年齢に関係なくキャリアアップを目指せる職種です。

40代で未経験スタートであっても、実務経験を積みながら資格を取得すれば、役職や専門職へのステップアップが可能です。

代表的なのが介護福祉士やケアマネジャーといった国家資格です。

現場経験を積むことで受験資格を得られ、資格取得後は業務の幅が広がり、収入アップや身体的負担の軽減も期待できます。

長く働く前提で考えるなら、介護職は将来設計しやすい仕事です。

知識・技術をプライベートでも活かせる

介護職で身につけた知識や技術は、仕事だけでなくプライベートでも役立つメリットがあります。

例えば、介助方法や認知症への理解、健康管理の知識などは、家族の介護や自分自身の将来にも活かせます。

40代は、親の介護が現実的な課題になり始める年代でもあり、介護職としての知識があれば、いざというとき冷静に対応できる点はメリットです。

生活スタイルに合う働き方を実現できる

介護業界は、働き方の選択肢が豊富です。

正社員だけでなく、パート・派遣・日勤のみ・夜勤専従など、ライフスタイルに合わせた働き方を選べます。

40代は、家庭や健康などさまざまな事情を抱えやすい年代だからこそ、この柔軟性は大きなメリットです。

40代から介護職へ転職するデメリット

40代から介護職へ転職する際は、メリットだけでなくデメリットを確認しておきましょう。

40代から介護職へ転職するデメリットは、下記のとおりです。

ゼロから人間関係・知識・ノウハウの再構築が必要

40代から介護職へ転職する際の大きなデメリットは、これまで築いてきた人間関係や業務スキルを一度リセットし、ゼロから再構築する必要がある点です。

どれだけ社会人経験が豊富でも、介護業界特有の知識やルール、現場の動き方は一から学ばなければなりません。

介護現場では、独自の専門用語や記録方法、チーム連携の流れがあり、慣れるまでに時間がかかるケースも多いです。

また、人間関係も一から構築する必要があります。年下の同僚や先輩と関係性を築くことに、心理的なハードルを感じる人も少なくありません。

40代には身体的にきつい可能性が高い

40代で介護転職をする場合、身体的な負担は無視できないデメリットです。

介護職は移乗介助や入浴介助、長時間の立ち仕事など、体を使う業務が多く、体力に自信がない人にとっては「きつい」と感じやすい仕事です。

入所型施設や夜勤のある職場では、疲労が蓄積しやすく身体的にきつい可能性があります。

高収入を得るのは難しい

40代から介護職へ転職する際、多くの人が直面するのが収入面の課題です。

介護職は社会的意義の高い仕事である一方、他業種と比較すると給与水準が高いとは言えず、「頑張っても収入が伸びにくい」と感じる人もいます。

特に、未経験スタートの場合は初任給が低めに設定されることが多く、前職より年収が下がるケースも珍しくありません。

40代の介護転職は転職エージェントを使うべき理由

40代から介護職へ転職する際は、転職エージェントの活用がおすすめです。

40代の介護転職は、自分一人で進めると「転職後にきついと感じる」職場を選んでしまうリスクがあります。

転職エージェントを活用すれば、下記のようなメリットを得られるため、ミスマッチの少ない職場選びを実現できます。

求人票だけでは分からない「きつさ」を回避できる

40代で介護転職を検討する際、自力で求人を探すと見落としがちなのが、求人票には書かれていない「実際のきつさ」です。

求人票には、給与や勤務時間、休日といった基本情報は記載されていますが、職場の雰囲気や人間関係、業務量の多さ、教育体制の実態まではわかりません。

転職エージェントを利用すれば、過去の紹介実績や現場の声をもとに、40代にとって負担が大きい職場を事前に避けることが可能です。

求人票だけを見て判断するよりも、ミスマッチを大幅に減らせる点が、エージェント活用の大きなメリットです。

40代・未経験OK求人を効率よく探せる

40代・未経験で介護転職をする場合、「本当に採用されるのか」「年齢で不利にならないか」という不安を抱く人は少なくありません。

実際に、求人サイトを見ていても「若手歓迎」と書かれている求人が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまうケースも多いです。

転職エージェントは、40代・未経験者の採用実績がある求人を把握しているため、年齢や経験に合った求人を効率よく紹介してくれます。

自分で一つ一つ求人を探す必要がなく、条件に合うものだけを絞り込んでもらえる点は大きな時短につながります。

職場のリアルな内部情報を事前に知れる

40代の介護転職で後悔しやすいポイントの一つが、「入社後に初めて分かる職場の実態」です。

例えば、人間関係がギスギスしている、残業が多い、教育体制が整っていないといった問題は、求人票や面接だけでは見抜くことが難しいものです。

転職エージェントは、実際にその施設で働いた人の声や、過去の退職理由などの内部情報を把握しています。

そのため、「介護職は40代できつい」と感じやすい職場かどうかを、事前に判断しやすくなるため入社後のミスマッチを防ぎやすいです。

40代の介護転職でよくある質問【Q＆A】

40代で介護職へ転職する際は、下記のよくある質問に対する回答を確認しておきましょう。

Q1.40代未経験でも正社員になれる？

A1.結論から言うと、40代・未経験でも介護職で正社員になることは十分可能です。

実際、介護業界は慢性的な人材不足にあり、即戦力となる若手だけでなく、社会人経験が豊富な40代を積極的に採用する施設も増えています。

介護は人と深く関わる仕事のため、年齢よりも「人柄」や「姿勢」が重視される傾向があります。

Q2.体力に自信がなくても介護職はできる？

A2.「介護職は40代できつい」と言われる理由の一つが体力面ですが、体力に自信がなくても続けられる介護職は存在します。

例えば、デイサービスや訪問介護、生活支援中心の業務では、夜勤がなく、身体介助も比較的少ない傾向があります。

また、最新の介護現場では、リフトや福祉用具の導入が進み、以前より身体的負担は軽減されているのです。

Q3.介護職は何歳まで働ける？

A3.介護職は、年齢の上限が比較的高い職種として知られています。

実際、60代・70代でも現役で働いている介護職員は珍しくありません。

体力面への配慮は必要ですが、経験を重ねることで、身体介助中心から指導・相談業務へと役割を変えていくことも可能です。

Q4.40代から介護職へ転職するには資格は必要？

A4.40代から介護職へ転職する際、無資格・未経験でも応募できる求人は多く存在します。

特に、介護助手や生活支援員などは、資格不問でスタートできるケースが一般的です。

一方で、長期的に安定して働くことを考えると、「介護職員初任者研修」などの資格取得はおすすめです。

Q5.介護職から別職種へのキャリアは可能？

A5.介護職に転職すると「他の仕事に戻れなくなるのでは？」と不安に感じる人もいますが、介護職での経験は他職種にも活かせます。

例えば、相談員、ケアマネジャー、サービス提供責任者など、介護業界内でのキャリアアップはもちろん可能です。

また、介護で培ったコミュニケーション力やマネジメント力は、医療・福祉業界以外でも評価されます。

40代の介護転職にはレバウェル介護がおすすめ！

40代から介護職へ転職するには、レバウェル介護がおすすめです！

レバウェル介護のおすすめポイント①40代・未経験でも応募できる介護求人が豊富！

レバウェル介護は、40代・未経験からの介護転職に強い転職エージェントです。

公開求人だけでも約16万件と業界トップクラスの求人数を誇り、その中には「40代以上歓迎」「未経験OK」と明記された求人も多数含まれています。

また、施設形態や勤務条件も幅広く、体力的に不安がある人向けの求人や、日勤のみ・夜勤なしといった働き方も相談できます。

レバウェル介護のおすすめポイント②職場のリアルな情報を事前に把握できる！

40代の介護転職で失敗しやすい原因の一つが、「入社してから分かる職場のギャップ」です。

レバウェル介護では、実際に働く介護職員の口コミや、過去の紹介実績をもとに、職場の雰囲気・人間関係・残業の実態など、求人票には載らない情報まで共有してもらえます。

そのため、「思っていたよりきつい」「40代にはきつい環境だった」といったミスマッチを防ぎやすくなるのです。

レバウェル介護のおすすめポイント③面接対策・条件交渉まで無料でフルサポート！

40代での転職活動は、「年齢」「経験」「体力面」など、気になるポイントが多く、面接で何をどう伝えるべきか悩む人も少なくありません。

レバウェル介護では、介護業界に精通したアドバイザーが、40代ならではの強みを活かした面接対策を行ってくれます。

また、給与や勤務時間、夜勤の有無など、直接聞きづらい条件交渉も代行してもらえるため、精神的な負担を大きく減らせます。

まとめ～40代の介護転職は職場選び・事前準備が大切～

40代からの介護転職は、「遅いのではないか」「40代で介護職はきついのでは」と不安に感じる方が多いです。

しかし、実際のデータや現場の実情を見ると、40代・50代は介護業界の中心世代であり、未経験からでも十分に活躍できる環境が整っています。

一方で、何も考えずに転職してしまうと、体力的・精神的な負担が大きくなり、「やっぱりきつい」と感じてしまう可能性が高いのも事実です。

「介護職がきついかどうか」ではなく、自分に合った介護職・職場を選ぶことが大切です。

レバウェル介護など介護職特化の転職エージェントを活用して、40代からの介護転職を成功させましょう。