ハローワークで相談できることを解説！職業相談だけで使っても大丈夫？

転職や就職を考え始めたものの、ハローワークをどう活用すればよいのか、具体的なサービス内容が分からずに戸惑っている方もいますよね。

ハローワークは、求人紹介や失業保険の手続きだけでなく、「キャリアのあらゆる悩み」に応えてくれる、国民のための公的な総合窓口です。

厚生労働省の「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」によれば、全国のハローワークには年間で約900万件もの新規求職申し込みがあり、それだけの求職者が利用しています。

ただ、ハローワークにはどこまで相談できるのだろうかと疑問に感じている方もいますよね。

本記事では、ハローワークで相談できることを紹介します。

ハローワークでの相談時の流れや必要な事前準備も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【目的別】ハローワークで相談できること7選

ハローワークは、求人検索機が並んでいるだけの場所ではありません。

専門の相談員が、キャリアに関するあらゆる悩みに、マンツーマンで対応してくれます。

具体的には、無料で次の7つのサポートが受けられます。

ハローワークで相談できること①職業相談：自分に向いてる仕事がわからない悩みが解消できる！

「転職したいけど、自分に何が向いているか分からない」という、もっとも根本的な悩みから相談できます。

ハローワークの相談員は、これまでの経験や興味・関心を丁寧にヒアリングしてくれます。

そのうえで、自身の強みを活かせる職種や適性を診断するためのツールを提案してくれます。

ひとりで自己分析を進めるのが難しいと感じている方でも、プロの視点から、自分に合うキャリアプランが把握しやすいです。

ハローワークで相談できること②求人紹介：地元の優良企業や未経験OKの求人を見つけてくれる！

ハローワークは、地元地域に根ざした圧倒的な求人情報を取り扱っている施設です。

インターネットの求人サイトには掲載されていない、地元の中小企業や、官公庁関連の求人を多数掲載しています。

「地元で働きたい」「転勤のない職場で安定したい」と考える方にはピッタリです。

また、「未経験者歓迎」や「学歴不問」などのポテンシャルを重視する求人も多く扱っているため、新しい職種に挑戦したい方にもおすすめです。

ハローワークで相談できること③応募書類の添削：魅力の伝わる書類にするコツを教えてくれる！

履歴書や職務経歴書の書き方に自信がない場合、専門の相談員が添削してくれます。

自身の経歴のなかで、どの部分を強調すれば企業の採用担当者に響くのか、プロの視点から具体的にアドバイスしてくれます。

「志望動機がうまく書けない」「自己PRで何を伝えれば良いか分からない」といった悩みにも、一つひとつ丁寧に応えてくれます。

書類選考の通過率を高めるために、書類は添削してもらいましょう。

ハローワークで相談できること④面接練習(模擬面接)：本番さながらの練習をしてくれる！

面接に苦手意識がある方のために、本番さながらの模擬面接も実施しています。

入室から退室までのマナー、質問への答え方、声のトーンや表情まで、細かくチェックし、改善点を教えてくれます。

ハローワークの職員は、多くの求職者と企業を見てきた経験から、面接官がどこを見ているのかを熟知しているため、安心して任せやすいです。

何度も練習を重ねることで、自信を持って本番に臨めるようになります。

ハローワークで相談できること⑤雇用保険(失業保険)の手続き：退職後のお金の不安を解消できる！

利用者側にとってハローワークは、雇用保険（失業保険）の手続き窓口としての役割も重宝されています。

会社を退職した後、次の仕事が見つかるまでの生活を支えるための「基本手当」の受給手続きを受け付けています。

受給資格の確認や必要な書類の案内、受給までの流れなど、お金に関する不安を解消するための相談が可能です。

手続きは複雑な部分もあるため、わからない点は窓口で質問しましょう。

ハローワークで相談できること⑥職業訓練(ハロートレーニング)：無料で専門スキルが学べる！

未経験の職種に転職したいけれどスキルがない、という方のために、無料で専門知識や技術を学べる「職業訓練（ハロートレーニング）」の相談・申し込みができます。

たとえば、Webデザイン、プログラミングなど、就職に直結するさまざまなコースが用意されています。

テキスト代などは自己負担ですが、受講料は原則無料です。

職業訓練を受けることで利用できる補助金もあるため、料金負担を抑えてキャリアチェンジをしたい方なら、職業訓練を活用しましょう。

ハローワークで相談できること⑦各種専門窓口：それぞれの状況に合わせたサポートが受けられる！

ハローワークには、利用者の状況に合わせた専門窓口が設置されています。

マザーズハローワークであれば、キッズスペースが併設されており、子供連れでも安心して相談できます。

また、新卒応援ハローワークやわかものハローワークは、経験の浅い若手層でも、丁寧に就職をサポートしてくれるところも多いです。

自身の状況に合った窓口を利用すると、より専門的な支援を受けられます。

ハローワークでの相談時の流れや必要な事前準備【全4ステップ】

ハローワークでの相談を、よりスムーズで有意義なものにするために、訪問時の流れと事前準備を4つのステップで解説します。

ステップ①：「在職中」や「相談だけ」ということを事前に伝えておく

初めて訪問する際は、総合受付で「現在、在職中ですが、転職の相談で来ました」といった形で、自身の状況を正直に伝えてください。

ハローワークは、失業中の人だけが行く場所ではありません。

在職中の方でも、転職相談のために問題なく利用できます。

現状を正しく伝えると、職員も求職状況に合わせた適切な対応ができます。

ステップ②：対面訪問にするかオンライン相談にするか決める

現在、ハローワークのサービスは多様化しており、必ずしも施設に足を運ぶ必要はありません。

在職中で忙しい方や、まずは気軽に話を聞いてみたい方は、「オンライン相談」を利用するのも一つの手です。

自宅から、ビデオ通話などで職員に相談できます。

一方で、じっくりと話を聞いてほしい、求人検索機を実際に操作してみたい、という方は、対面での訪問が向いています。

自身の都合に合わせて、相談方法を選びましょう。

ステップ③：あらかじめ相談したいことをまとめておく

相談時間は限られています。

窓口に行ってから、「何を聞きたかったんだっけ？」と慌てないために、あらかじめ相談したいことをメモ帳などに書き出しておきましょう。

これまでの職歴、好きだった業務、嫌いだった業務を事前に整理したうえで、履歴書と職務経歴書の草案を持参します。

また、希望の職種、勤務地などの「譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を整理しておきましょう。

ステップ④：フィードバックを記録して転職活動の戦略を考える

相談員からもらったアドバイスや紹介された求人情報は、必ずその場でメモを取るか、記録に残しましょう。

たとえば、「〇〇という経験は、△△業界で強みになりますよ」といったアドバイスは、自己分析を深めるうえで貴重なフィードバックです。

相談で得た情報を持ち帰り、自分の考えとすり合わせて、「次は〇〇の求人を中心に応募してみよう」といったように、次の具体的な行動計画（転職活動の戦略）を考える材料にしてください。

ハローワーク以外に民間エージェントも活用しよう！

ハタラクティブのおすすめポイント①内定率80%以上の高い実績

ハタラクティブは、20代のフリーターや第二新卒など、経歴に自信がない若者の就職支援に特化した転職エージェントです。

未経験者の就職支援で、内定率80%以上という高い実績を誇ります。

「本当に正社員になれるだろうか」という不安があっても、安心して転職活動が進められます。

ハローワークと併用し、ポテンシャルを評価してくれる優良企業との出会いを増やしましょう。

ハタラクティブのおすすめポイント②最短2週間での転職が可能

ハタラクティブは、スピーディーな対応に定評があり、最短2週間で内定を獲得した実績もあります。

ハローワークでの手続きと並行しながら、民間のスピード感ある選考も進められます。

「早く就職先を決めたい」「空白期間を短くしたい」という方のニーズに応え、効率的に転職活動を進めやすいです。

すぐに働きたいという希望も、担当者が親身になってサポートしてくれます。

ハタラクティブのおすすめポイント③マンツーマンの手厚いサポート

ハタラクティブは、キャリアアドバイザーが専任の担当として、マンツーマンで手厚くサポートしてくれます。

強みを発掘し、書類の書き方から面接対策まで、二人三脚でゴールまで導いてくれます。

ハローワークの基本的なサポートに加え、ハタラクティブのきめ細かな対策支援を受けることで、選考の通過率は格段に上がりやすいです。

【ハタラクティブの口コミ・評判】

ハローワークの相談に関するよくある質問【Q＆A】

ハローワークの相談に関するよくある質問をまとめました。

Ｑ：ハローワークの職員は「怖い」「態度が悪い」って本当？

ハローワークの職員も様々ですので、残念ながら、中には高圧的に感じられたり、事務的に感じられたりする担当者もいるかもしれません。

しかし、多くの職員は、求職者の力になろうと真摯に業務に取り組んでいます。

もし、担当者と「合わない」と感じた場合は、我慢する必要はありません。

総合受付などで、「別の方の意見も伺いたい」と申し出れば、担当を変更してもらうことも可能です。

Ｑ：ハローワークと民間の転職エージェント、結局どっちがいい？

結論から言うと、両方を併用するのがもっとも賢いです。

それぞれの良いところを、転職活動に活用しましょう。

ハローワークで失業保険の手続きをしつつ、転職エージェントで非公開求人の紹介や面接対策を受ける、といった使い分けがおすすめです。

Ｑ：本当に漠然とした仕事の相談でも大丈夫？

「自分に何が向いているか分からない」「どんな仕事があるか知りたい」といった、漠然とした悩みこそ、ハローワークが対応すべき重要な相談内容です。

キャリアの専門家である相談員が、話を聞きながら、一緒にキャリアプランを整理してくれます。

まずは、「キャリアの健康診断を受ける」くらいの気軽な気持ちで、相談窓口を訪ねてみてください。

まとめ～ハローワークで相談できることを事前にまとめて、納得の仕事を紹介してもらおう～

ハローワークで相談できることについておさらいしましょう。

ハローワークで相談できることとしては、職業相談や求人紹介などの7つの悩みがあげられます。

ただ、自分の思うような環境や状態を整えておかないと、思ったような回答が得られない場合もあります。

そのため、事前に相談しやすい環境を整えるためにも、自分から積極的に行動することが重要です。

ただ、ハローワークだけでなく、より幅広い選択肢を提示してくれる民間エージェントを利用する方法もあります。

民間エージェントを利用するなら、「ハタラクティブ」をはじめとする、幅広い求人の選択肢や手厚いサポートが期待できるサービスがおすすめです。

初心者でも安心のサポートを受けて、転職活動を有利に進めましょう。