「フリーランスになって後悔したことはある?」
「フリーランスエンジニアに必要なスキルや心構えを知りたい!」
在宅ワークで業務に当たる方も多くなり、フリーランスとして働く方も増えてきました。
エンジニアについても同様で、自由な働き方やご自身のキャリア目標達成のために独立するする方も多いでしょう。
ですが、実はなかなかうまくいかず、フリーランスとしての働き方を諦めてしまう方がいるのも現実です。
様々な職業がその人に合うかどうか、と同じように、働き方の合う合わないもあるのです。
そこで本記事では、フリーランスエンジニアになって後悔したことを中心に解説します!
記事の後半では、フリーランスエンジニアに向いている人の特徴や、フリーランスになる前に準備しておきたいことも解説していますので、ぜひこれからフリーランスへの転向をご検討の方は参考にしてみてください。
【関連記事】フリーランスエンジニアの平均年収はいくら?案件獲得のためのスキルやコツも解説
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フリーランスエンジニアになって後悔したこと10選
フリーランスと聞くと、自由に時間を使い、好きなように仕事ができる…とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
ですがその反面、すべてを自分自身で対応していかなくてはならず、会社員とはまた異なる大変さがあります。
この見出しでは、フリーランスエンジニアになってよくある後悔したこと、やめとけ!と言われる理由などを紹介します。
収入が安定しない
フリーランスエンジニアになると、会社員時代のような固定給与がなくなり、収入が不安定になります。
プロジェクトの有無で月々の収入が大きく変動するため、特にフリーランスになりたての頃は、安定した生活を送ることが難しくなる方も多いです。
例えば、複数の大型プロジェクトに参加していれば一時的に多額の収入を得られますが、プロジェクトが終了すると収入がゼロになってしまうため、継続的に仕事を得られるよう動いていかなくてはなりません。
また、怪我や病気で働けない期間が生じれば、その間の収入を失ってしまいます。
固定費のある生活になれていると、不安定な収入は大きな不安材料となるでしょう。
思うような単価案件を獲得できない
フリーランスエンジニアの単価は、経験年数やスキル、実績によって大きく変わります。
未経験の分野に飛び込んだり、実績が乏しい場合は低単価の案件しか獲得できず、期待していた収入を得られないことがあります。
Webシステム開発の実績はあるものの、組み込み系の経験がない場合、組み込み系の高単価案件に参加することは難しくなります。
結果として、会社員時代と変わらない低い単価の仕事しかできず、後悔する方も多いのです。
営業や事務作業などが大変
フリーランスエンジニアは、単に開発作業を行うだけでなく、新規案件の営業や請求書の発行、確定申告など、様々な事務作業を自力でこなさなければなりません。
会社員時代は専任者がいた業務を、一人で処理する必要があるのです。
特に営業については、エンジニアリングスキルはあっても営業力に乏しい人が多く、望む仕事を受注できずに苦労することがあります。
また、請求業務や税務の知識がなければ、手間とストレスが生じます。
事務作業に係る時間やコストを考えると、フリーランスへの転身を後悔する人も少なくありません。
スキルアップなどの自己研鑽がしんどい
フリーランスエンジニアは、常に最新の技術トレンドを自分で学び続ける必要があります。
企業に勤めている場合は、OJTや研修で効率的にスキルアップできますが、フリーランスではそうした環境がなく、セミナーや勉強会、オンライン講座などを活用してスキルアップを図らなければなりません。
しかし、本業に加えて勉強時間を確保するのは大変です。
最新技術の学習を怠ると、案件を見つけられなくなる恐れもあり、常に高いプレッシャーがかかります。
Web系エンジニアなら、フロントエンド、バックエンド、データベース、クラウドなど幅広い分野の知識が求められますが、どれか一つの分野で遅れをとっただけで仕事を失うリスクがあるのです。
仕事とプライベートの区切りがつきづらい
会社勤めの場合、出社と退社の時間が決まっているため、会社とプライベートの切り分けがしやすいです。
しかしフリーランスエンジニアは、自宅が職場となることが多く、この切り分けが難しくなります。
深夜までコーディングに没頭してしまったり、休日出勤が当たり前になってしまいがちです。
自由に働ける反面、過剰に労働してしまう危険性もあります。
家族がいれば、子どもの世話と仕事の両立にも困難が伴うでしょう。
プロジェクトの締め切りが近づけば、プライベートな時間を削ってでも仕事に費やさざるを得なくなります。
仕事とプライベートの適切な分離ができず、メリハリのない生活を余儀なくされてしまう人も多いのです。
孤独を感じる瞬間がある
フリーランスエンジニアは基本的に一人で仕事をするため、従業員同士のコミュニケーションがありません。
誰からも指示を受けず、自分で全てのスケジュールを管理しなければならず、孤独を感じることもあるでしょう。
会社員時代は同僚や上司と協力してプロジェクトを進めていましたが、その機会がなくなります。
協業する相手は一時的なクライアントやパートナー企業の人間であり、そこに人間関係の糸口を見いだすのは難しいこともあるかもしれません。
疑問に思ったことを気軽に相談できる存在もいなくなり、問題解決のプロセスでつまずくリスクも高まります。
フリーランスコミュニティなどに参加し、仲間を作ることが孤独解消の一助になるかもしれません。
福利厚生や社会保障がない
会社員時代は食堂や施設の利用割引など、様々な福利厚生制度がありましたが、フリーランスにはそうした制度がありません。
会社員より手薄い社会保障では将来に備えられないため、民間の保険に加入するなどの対策が必要になります。
例えば、国民年金は全額自己負担で、受給額も厚生年金より少なくなります。病気やケガで働けない期間の収入補填もありません。
結婚や出産、介護など、人生の各ステージで必要となるサポートが手薄くなるリスクがあります。
景気変動がダイレクトに影響する
不景気になると企業は外注費を削減し、真っ先にカットされるのがフリーランスエンジニアの案件です。
収入が急減する可能性があり、景気変動による影響を直接的に被ります。
一方、会社員であれば景気が悪くなっても給与はすぐに下がらず、会社の財政基盤があるため雇用は守られる傾向にあります。
フリーランスには企業が抱えるような財政的な余裕がないため、景気悪化はダイレクトに収入減につながりかねません。
社会的信用が薄い
所属会社がない分、フリーランスエンジニアは社会的信用が低くなります。
金融機関の審査や不動産業者からの評価が低く、クレジットカードの作成、ローン契約、賃貸物件の借り入れが難しくなる場合があります。
独立したばかりのフリーランスエンジニアは特に、収入が不安定で事業継続力が乏しいと見なされ、各種申請が通りにくくなります。
大切な買い物やお金の借り入れ、新居探しなどに影響するため、独立前に準備をしておく必要があります。
フリーランスエンジニアが飽和してきている
近年、リモートワーク需要の高まりからフリーランスエンジニアが急増しています。
一方で案件数は限られているため、人口の増加に追いついていません。
多くのフリーランスが案件獲得に苦戦する状況です。
特にWebやスマホアプリ開発などの一般的な分野では競争が過熱しており、常に新しいスキルを身に付け続けないと高単価案件を得られなくなる恐れがあります。
この傾向が続けば、今後も参入は厳しくなるでしょう。
ニッチで専門性の高い分野でない限り、新規参入が難しくなってしまうため、十分な経験やスキルを積み、新たな技術にも飛び込んで対応していける柔軟性を持つことが重要です。
フリーランスエンジニアに向いている人
フリーランスの現実が見えてきたところですが、ではどんな人がフリーランスに向いているのか気になりますよね。
主に以下のような特徴や長所を持つ方がフリーランスエンジニアとして活躍しやすくなっています。
自己管理能力が高い人
フリーランスエンジニアは、プロジェクトのスケジュール管理や健康管理、報酬の計算など、自身で全てをコントロールする必要があります。
自己管理能力の低い人は、納期に遅れてしまったり、体調を崩したりしてしまう可能性があります。
例えば、複数の案件を抱えていると、それぞれの納期を理解し、時間の使い分けをしっかりと行う必要があります。
また、仕事に集中しすぎて無理な長時間労働を続けると、健康を害してしまいかねません。
自己管理能力の高い人こそ、フリーランスエンジニアとしてうまく活躍できるでしょう。
向上心が高い人
IT業界はめまぐるしく変化するため、フリーランスエンジニアには常に新しい知識やスキルを身に付け続ける向上心が求められます。
現状に満足し、勉強を怠ってしまうと、すぐに仕事が見つからなくなってしまいます。
例えば、プログラミング言語の新しいバージョンがリリースされれば、その機能を習得する必要があります。
また、AIやクラウドなど、新しい技術の動向にも目を配らなければなりません。
新しいことに貪欲に挑戦し、絶えず吸収し続けられる向上心が、フリーランスエンジニアには欠かせません。
営業力・コミュニケーション能力が高い人
フリーランスエンジニアは自分で仕事を探し、クライアントと交渉をしなければなりません。
そのため、営業力やコミュニケーション能力が高い人に適しているといえます。
新規クライアントに対して自身の経験やスキルをアピールし、高単価での案件獲得を目指します。
また、クライアントの要望に柔軟に対応しつつ、過剰な要求には適切に断る必要もあります。
こうしたやり取りができる確かなコミュニケーション能力が欠かせません。
自分の力で仕事を見つけ、良好な関係を構築できる営業力とコミュニケーション能力が高い人は、フリーランスエンジニアとして活躍しやすいでしょう。
フリーランスエンジニアに向いていない人
では逆に、フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴を見てみましょう。
先の見出しでも解説した通り、フリーランスは自由な分、対応のすべてが良くも悪くも自分に返ってきます。
特に仕事や自分に甘く、単に好きなことだけして仕事をしていける、という考えの方はフリーランスエンジニアとしての職業は避けたほうが無難です。
スキルや経験が低い人
フリーランスエンジニアにとって、高度な専門スキルが何よりも重要な武器となります。
クライアントは優れたスキルを持つエンジニアにしか仕事を発注しません。
スキルが低ければ仕事を請け負えず、収入を得ることができません。
加えて、ITやエンジニアリングの分野は技術の進歩が非常に速く、日々新しい知識やスキルが必要となってきます。
例えば5年前に習得したWebデザインの知識では通用しなくなっている可能性が高いのです。
フリーランスエンジニアは最新の技術トレンドを確実に把握し、絶えず自己研鑽に努める必要があります。
環境の変化に対応できないスキルの低い人は、徐々に仕事を失っていき、フリーランスエンジニアとして生計を立てていくことは難しくなるでしょう。
自己管理が苦手な人
会社員とは異なり、フリーランスエンジニアには上司がいませんので、自らがスケジューリングやタスク管理を行わねばなりません。
自己管理が苦手で、サボりがちだったり作業に集中できなかったりすると、クライアントの期待した納期に間に合わなくなります。
そうなれば当然信頼を失い、次の案件を得ることも難しくなるでしょう。
また、仕事ぶりだけでなく、健康管理、金銭管理、生活リズムの維持など、あらゆる面で自己管理能力が求められます。
誰からも監視されることがないフリーランスの自由は、裏を返せば常に自分で自分を律しなければならないことを意味します。
自己管理能力の低い方がフリーランスエンジニアを続けるのは至難の業といえるでしょう。
安定した生活を求める人
フリーランスエンジニアの収入は、短期的な個々の案件の報酬に依存しています。
会社員のように雇用契約で安定した給与が保証されているわけではありません。
ある時期は裕福になれる半面、別の時期には収入が見込めない「ブランク」が発生する可能性もあり、収入の乱高下は避けられません。
このように不安定な収入を前提とした上で生活設計を立てなければならず、たとえ給与が減少しても冷静にその期間を乗り切れる心構えと貯蓄が必要です。
経済的な不安から精神的に参ってしまうようでは、フリーランスエンジニアを続けていくことは難しいでしょう。
収入の変動に強い精神力と準備がなければ、フリーランスは向いていないと言えます。
フリーランスエンジニアには、自由な反面で高いハードルとリスクが伴います。
スキルの維持・向上、自己管理能力、収入変動への対応力など、様々な要件を満たせる方のみがフリーランスエンジニアとして活躍できるのです。
こうした点をよく自覚した上で、フリーランスに適性があるかどうかを判断することが重要になります。
フリーランスになる前に入念に準備しておこう
フリーランスエンジニアとして活躍するには、会社員時代とは異なる様々な準備が必要です。
十分な準備なく飛び込むと、後々苦労することになりかねません。
フリーランスに転身する前に、以下の点を確実に押さえておきましょう。
収入の柱を作っておく
フリーランスになると収入は不安定になります。
最初は案件が思うように獲得できない可能性もあり、一時的に収入がゼロになるリスクがあります。
そのため、フリーランスに転身する前に、収入源をあらかじめ複数確保しておくことが賢明です。
会社員時代に副業としてブログ執筆や技術書の執筆、オンラインでの講師やコンサルティングなどを始めておくと良いでしょう。
自身の専門知識を活かした副収入があれば、仕事が一時的に途切れてもある程度の生活は維持できます。
また、こうした活動を通じて構築したネットワークも、今後の案件獲得に役立つはずです。
会社員と異なる点を理解しておく
会社員時代の生活と、フリーランスとしての生活には大きな違いがあります。
会社員時代は定時で退社し、安定した給与が支給され、上司や同僚もいました。
しかしフリーランスになれば、自ら案件を獲得し、変動する収入に合わせて生活設計をする必要があります。
周りから指示されることはなく、一人で全ての業務を行わねばなりません。
こうした変化に事前に心構えをしておかないと、フリーランスになってから混乱するでしょう。
自由と責任のバランスを保つことの重要性など、会社員生活とは異なる点を理解し、具体的にイメージしておくことが大切です。
ある程度の貯蓄をしておく
フリーランスエンジニアになる際は、ある程度の貯金を作っておく必要があります。
最初の数カ月は仕事が見つからない可能性もあり、その間の生活費を賄える貯蓄が必要となるからです。
一般に最低でも1年分の生活費を貯めておくことが推奨されています。
貯金が少額しかない状態でフリーランスに転身すると、案件が見つからずに金銭的に行き詰まる恐れがあります。
本業以外に収入の柱を作っておいても、それだけでは生活できない可能性があるためです。
フリーランスに専念できる環境を整えるため、事前に十分な貯蓄を心がけましょう。
フリーランスエージェントサイトを活用する
フリーランスエンジニアとして活動する際は、エージェントサイトの利用がおすすめです。
エージェントサイトに登録しておけば、案件の紹介に加えて、契約手続きや単価交渉などの業務サポートを受けられます。
特に独立したばかりの頃は、クライアントとの関係もなく、一人で案件を獲得するのは難しいはずです。
無料で利用できるエージェントサイトも多数あるため、フリーランスエンジニアを目指す際は、そうしたサービスを積極的に活用すると良いでしょう。
一人で全ての業務をこなす必要がなくなり、案件獲得に専念できます。
エージェントを上手に活用することで、フリーランスでの活動をスムーズに始められるはずです。
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どれだけ入念に準備して独立したとしても、安定性は望めないのがフリーランスです。
そのため、できるだけたくさんのアンテナを張り、案件を紹介してもらえるよう窓口を作っておく必要があります。
また、できるだけ良い単価で、ご自身のスキルに見合った報酬を獲得できる案件を希望される方が多いでしょう。
せっかくフリーランスとして独立したのであれば、後悔しないようにしたいですよね。
そんな方におすすめなのが、業界最大級の案件数を誇る「びるどるPRO」です。
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ご自身のスキルにあった案件の受注で実績を積みたいはもちろん、これからキャリアアップを狙う方にもぴったりです。
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まとめ 〜フリーランスエンジニアになって後悔しないためには事前の準備が大事〜
ここまで、フリーランスエンジニアになって後悔したことを中心に解説しました。
特に会社員エンジニアとして仕事を請け負ってきた方は、独立するのに勇気もいりますよね。
せっかく一歩踏み出したのですから、息長くフリーランスエンジニアとして活躍したい方が多いはずです。
そのためには、フリーランスとして仕事をしていく覚悟やスキルは不可欠です。
ご自身の選択を後悔しないように、ご自身をしっかり見つめつつ、キャリアアップしていきましょう!
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