フリーランスエンジニアの平均年収はいくら?案件獲得のためのスキルやコツも解説

投稿日付:2024年05月30日
フリーランスエンジニアの平均年収はいくら?案件獲得のためのスキルやコツも解説

フリーランスエンジニアって、実際どれくらいの平均年収なの?」
フリーランスエンジニアとしてスキルやキャリアアップのコツを知りたい!」


エンジニアには、会社に所属している方とフリーランスで活動している方と大きく2つに分かれます。


なかなかスキルがないうちはフリーランスとして活躍するのは難しいですが、ライフスタイルに合わせてご自身で自由に案件を獲得していける、単価交渉をしていけるなど、メリットも多いため、独立をしたいとお考えの方も多いはず。


ですが、いちばん気になるのは収入面ですよね。


実際どれくらい収入を得ているのか、どういうスキルがあればフリーランスとしてやっていけるのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。


そこで本記事では、フリーランスエンジニアの平均年収について解説します!


記事の後半では、フリーランスエンジニアに求められるスキルや、年収アップのポイントなどもまとめていますので、これからフリーランスへの転向をご検討中の方は、ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアの平均年収単価は?

フリーランスエンジニアの平均年収単価は?

フリーランスエンジニアの平均年収は個人差が大きく、一概に金額を示すことは難しいです。

しかし、技術力や経験年数、依頼元の規模など、いくつかの要素で目安が立てられます。

高度な専門スキルを持ち、大手企業からの高単価案件を受注できるエンジニアであれば、年収は700万円から800万円以上が見込めます。

一方で、初心者や中級者レベルで、小規模案件が中心のエンジニアでは、年収300万円から500万円程度が相場です。

平均年収に影響を与える主な要素は、スキルや経験年数、案件の単価と件数、クライアントとの関係性、自身のマーケティング力などです。

優れたスキルを持ち、高単価の案件を複数こなせる人ほど高収入を得られるのです。

例えば、時給1万円の単価で年間200日程度稼働すれば、年収600万円程度となります。

しかし、スキルアップして時給2万円の案件を受注でき、稼働日数も増やせれば、年収1,000万円超も可能になります。

会社員エンジニアの年収は

一方、会社員エンジニアの場合、勤務先企業の規模や業績、自身の経験年数やスキルなどによって、平均年収は大きく異なります。

大手企業や上場企業のベテランエンジニアであれば、マネジメント経験もあり、600万円から700万円程度が平均的です。

中堅企業のミドルエンジニアでは、福利厚生が手厚い分、400万円から500万円程度となります。

また、新入社員や若手であれば、300万円から400万円が一般的な年収水準でしょう。

平均年収に影響する主な要素は、勤務先企業の規模や業績、職種、経験年数、スキル、保有資格などです。

大手有名企業に勤めれば年収は高くなる傾向があり、専門職やマネジメント職も同様に高年収が望めます。

ただし、会社員の場合は年功序列があるため、若手の頃は収入が低くとも、年数を重ねることで徐々に上がっていく特徴があります。

フリーランスと比べ、初期は低年収ですが、長期的には高収入を得られる可能性もあります。

職業別フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの年収は、経験値やスキル、扱う言語によっても異なりますが、大きく異なるのが職種です。

職種別にフリーランスエンジニアの平均年収をまとめると、以下のようになります。

職種平均年収
システムエンジニア700万〜900万円
ネットワークエンジニア500万〜700万円
インフラエンジニア600万〜800万円
クラウドエンジニア600万〜800万円
Webエンジニア500万〜700万円
プログラマー600万〜700万円
テストエンジニア400万〜500万円
セキュリティエンジニア600万〜700万円
プロジェクトリーダー600万〜800万円
プロジェクトマネージャー600万〜900万円
ITコンサルタント800万〜1,000万円

※あくまで平均年収の概算となるので、目安として参考にしてください。

フリーランスエンジニアに求められるスキルは

フリーランスエンジニアに求められるスキルは

エンジニアとしてフリーランスで活躍していくにあたって、求められるスキルとは何でしょうか。

単に実務スキルがあればいいというものではなく、クライアントやチームと関わりながらっ進めていくため、対人スキルも必要になってきます。

これは実は、会社員エンジニアよりも必要とされることも多いのです。

コミュニケーション能力

フリーランスエンジニアには、顧客との円滑なコミュニケーション能力が求められます

要件の正確な把握と、技術的な説明が必要になるため、わかりやすい言葉で丁寧に説明できなければなりません。

また、スケジュール管理や価格交渉など、さまざまな場面で高いコミュニケーション力が必要です。

顧客が初心者でも簡単に理解できるように、分かりやすい言葉で説明する能力が重要視されます。

営業力や交渉力

フリーランスエンジニアは自身で仕事を獲得する必要があるため、営業力や交渉力のあるなしは年収やキャリア生成に大きく影響します。

自身のスキルや経験を的確にアピールし、顧客に納得してもらえるよう説明する力が必要です。

また、依頼の内容と対価で納期や単価を交渉し合意を得る必要がある場合も少なくありません。

自身の提供できる品質と価値を理解し、適切な条件での契約が重要になってきます。

わかりやすい言葉で説明ができ、折衝力がある人が、安心して業務に専念できるフリーランスエンジニアとして選ばれるでしょう。

自己管理能力

フリーランスエンジニアには、健康管理に加えて仕事のスケジュール管理能力が非常に重要となります。

自らが単独で案件を獲得し、作業を進めていく必要があるため、時間管理を適切に行う能力が欠かせません。

複数の案件を抱える場合も多いため、それぞれの納期や作業工数を正確に見積もり、優先順位をつけて効率的に作業を進めていく必要があります。

期限に遅れがちな案件があれば、早めに対策を立てるなど、常に全体の進捗を把握していなければなりません。

また、休憩を取らずに長時間作業を続けると、疲労で生産性が低下してしまいます。

作業と休息のメリハリをつけ、集中力を維持することが欠かせません。

さらに、状況に応じて自身のスケジュールを臨機応変に調整する柔軟性も求められます。

緊急の案件が入った場合に、どの作業を優先するかといった判断を迅速に行う力が必要不可欠となるでしょう。

情報収集能力

IT技術は日進月歩で変化が激しいため、フリーランスエンジニアには常に最新の技術トレンドを把握し続ける情報収集能力が求められます

新しい開発手法やプログラミング言語、フレームワークなどについて、積極的に情報収集を行いましょう。

また、案件の獲得に向けて、顧客企業の動向や採用ニーズを的確に把握することも重要です。

Webサイトやソーシャルメディア、勉強会などさまざまな手段を使って情報収集し、自身の価値向上につなげていく姿勢が求められるのです。

上流工程やほか業務に対する理解

単に技術力だけでなく、上流工程やそのほかの業務に対する理解力も重要です。

要件定義や設計、プロジェクト管理など、技術以外の部分への理解が不可欠です。

顧客の業務を理解し、最適な提案ができることが期待されています。

単なる受託業務にとどまらず、課題解決に向けた創造的な発想やコミュニケーション能力も必要とされます。

技術と業務の両面に精通することで、より高付加価値なサービスを提供でき、高単価の案件を獲得しやすくなります。

フリーランスならではの幅広い視野と対応力が、高収入につながるのです。

フリーランスエンジニアが年収を上げるポイントは

フリーランスエンジニアが年収を上げるポイントは

フリーランスとして活動するにあたって必要なスキルを養いつつ、どのように振る舞い、実績を積んでいくことで年収を上げていけるでしょうか。

以下のポイントを日々意識して、キャリアアップにつなげていきましょう。

経験を積み、スキルアップする

フリーランスエンジニアにとって、経験を積み技術力を高めていくことが年収アップの基本となります。

新しい技術に挑戦し続け、スキルを磨くことで市場価値が高まり、良質な案件に携われる機会が増えます。

例えば、最新の開発手法を学び実務で活用できれば、クライアントから高い評価を得られるでしょう。

また、プログラミング言語の経験を重ねると、複雑な課題にも対応できるようになります。

さらに、1つの言語に特化するだけでなく、関連した複数の技術を組み合わせることで、より付加価値の高いサービスを提供できるでしょう。

継続的な学習は年収アップへの近道だと言えます。

クライアントからの信頼を得る

フリーランスエンジニアが年収を上げる上で欠かせないのが、クライアントから「期待に応えられる」という信頼を獲得することです。

高品質な成果物を期日通りに納品し、疑問点にも丁寧に対応するなど、しっかりとした仕事ぶりが信頼に繋がります。

クライアントの要望をよく聞き、創意工夫を凝らした提案をすれば高く評価されるでしょう。

また、相談がある際は素早く対応し、進捗状況についても定期的な報告を心がけると良いでしょう。

こうした姿勢でクライアントとの良好な関係を築けば、継続的に仕事を任せてもらえるようになります。

クライアントに単価交渉をしてみる

スキルが向上し、クライアントからの信頼も得られれば、単価を上げる交渉をする好機が訪れます。

実際に単価交渉をする際は、これまでの実績やスキルアップの成果を具体的に示すことが大切です。

過去に専門知識を活かして大規模なシステム開発に貢献した実績、資格の取得、新しい技術の習得状況などを説明しましょう。

そして、今後どのようにそれらを活かしてクライアントに貢献できるかを伝えれば、納得の上で単価アップに応じてくれるはずです。

また、交渉は粘り強く行う必要があります。

初めは単価アップを渋られるかもしれませんが、その際は、自身の価値を再度丁寧に説明し、理解を求めましょう。

地道に信頼関係を構築していけば、いずれ望む単価で仕事を請け負えるようになります。

単価の高い業界や職種を目指す

手っ取り早くフリーランスエンジニアの年収を上げるには、単価の高い業界や職種に携わることが効果的です。

人工知能 (AI) や機械学習、データサイエンスなど需要の高い最新技術の分野に注力すれば、高単価の案件を受注しやすくなります。

また、Web系よりも組み込み系や制御系などの専門性の高い分野を選ぶと、単価が上がる傾向にあります。

特定の業種に特化することも年収アップの一つの方法です。

例えば金融業界のシステム開発なら、高度なセキュリティ要件への対応が求められ、その分単価も高くなります。

自身のスキルを磨き高付加価値な提案ができれば、より高い報酬を得られるようになるでしょう。

人脈を広げる

フリーランスエンジニアは、良質な案件を見つけるためにも人脈を広げることが重要です。

人づてに仕事の情報が入ってくれば、自ら営業する手間が省けます。

また、優秀な人材とつながれば、協力してプロジェクトに参加できるチャンスも生まれ、スキルアップにもつながり年収アップに好影響を与えます。

人脈を広げる方法は様々ですが、勉強会やイベントへの参加がおすすめです。

そこでは同業者や企業の人々と出会えるため、情報交換や名刺交換などをすると良いでしょう。

オンラインでも人脈作りができるので、SNSの活用も有効な手段と言えます。

控除や経費を活用する

フリーランスエンジニアは個人事業主として活動しているため、経費を適切に控除すれば節税できます

必要経費として計上できるのは、仕事に利用するパソコンやソフトウェア、書籍、通信費、交通費などです。

経費の割合は業界によって異なりますが、50〜60%程度が一般的です。

経費をしっかり把握し、確定申告時に控除することで、課税対象となる所得から差し引かれ、結果的に支払う税金を減らせます

無理な経費の水増しはNGですが、正当な経費なら積極的に活用すべきでしょう。

経費の内容を明確に記録し、証拠となる資料を残し、正しく申告しましょう。

案件豊富なエージェントサイトを利用する

フリーランスエンジニア向けのエージェントサイトやクラウドソーシングサービスを利用すると、案件情報を効率的に収集できます。

エージェントサイトには、クライアント企業から直接依頼された高単価の案件が多数掲載されています。

希望の条件にマッチした仕事を選んで応募できるため、効率よく収入を得られるでしょう。

また、エージェントは単価交渉の代行なども行ってくれるので、営業経験の浅いフリーランスエンジニアでも安心です。

一方で、エージェントへの手数料が発生するデメリットもあります。

自身の営業力に自信がある方は、直接クライアントと交渉した方が手取りが多くなるかもしれません。

状況に合わせて利用を検討しましょう。

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ある程度の経験やスキルを積めると、新しい案件に挑戦したり、より高単価な案件を獲得し、年収アップを狙いたいフリーランスが多いでしょう。

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そのため、ご自身のスキルやスケジュール、要望単価に合わせて案件を獲得していけるため、「高単価案件を獲得して年収アップを狙いたい」というフリーランスエンジニアにおすすめです。

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まとめ 〜必要なスキルや経験を身につけてフリーランスエンジニアとして平均年収超えを目指そう〜

ここまで、フリーランスエンジニアの平均年収や、収入アップを目指すコツなどを紹介しました。

年収は職種やスキル、案件単価などによって大きく異なります。

また、フリーランスエンジニアは単にスキルがあるだけではなく、営業力やコミュニケーション力、多方面への理解など、業務をスムーズに遂行していくための人間力も求められます。

キャリアアップを狙うには、現在の自身の力量を正しく把握することも必要です。

現状をしっかり見つめて、長く活躍できるよう様々なスキルを身に着け、年収アップを実現させていきましょう!