「AWSエンジニアの年収相場はどれくらいか」
「今後の将来性やキャリアアップのポイントを知りたい」
AWSは、Amazonが提供するクラウドサービスであり、サーバーのレンタル、ストレージ、データベース、ネットワーク、機械学習、人工知能など、サービス内容は実に多岐にわたります。
様々なジャンルで用いられるため、世界的な人気も相まってニーズが高く、ほかの職種と比べても高い収入を得られる傾向にあります。
ですが、トレンドや最新技術が日々アップデートされていく現代では、今後の将来性を見据えた上でのキャリアアップが重要です。
本記事では、AWSエンジニアの年収相場について主に解説します。
記事の後半では、キャリアアップのポイントや、キャリアパスの描き方についてもまとめているので、フリーランスエンジニアとしての働き方をご検討の方はぜひご覧ください。
- AWSの平均年収は約755万円
- フリーランスのAWSエンジニアの年収は約960万円〜1100万円
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AWSエンジニアの年収相場とは
求人検索エンジンの最大手「Indeed」の給与調査によると、日本におけるAWS (Amazon Web Services)エンジニアの平均年収は、約755万円でした (2024年3月時点)。
AWSエンジニアの年収はおおよそ400万円からとされており、AWSに関する専門的な資格を複数保有している場合や、大規模なシステムの設計・構築・運用に関わる経験が豊富なエンジニアは、1000万円を超える年収を得ているケースもあります。
同サイトでのエンジニア全体の平均年収が約457万円ということを見ると、高い年収だということがわかります。
エンジニアの種類 | 年収 |
---|---|
AWSエンジニア | 約755万円 |
SE (システムエンジニア) | 約457万円 |
アプリケーションエンジニア | 約478万円 |
インフラエンジニア | 約485万円 |
ネットワークエンジニア | 約475万円 |
Webサービスエンジニア | 約481万円 |
セキュリティエンジニア | 約550万円 |
システム運用・保守 | 約547万円 |
企業がAWSをどの程度活用しているか、プロジェクトの規模や役割によっても年収は変動します。
スタートアップ企業やIT企業、特にクラウドサービスを積極的に取り入れている企業での需要が高く、こうした企業ではAWSエンジニアのスキルを高く評価する傾向にあります。
地域による差も見られ、東京や大阪などの大都市圏では、地方に比べて年収が高くなる傾向に。
これは、大都市圏の方が企業の数が多く、競争が激しいため、高いスキルを持つエンジニアに対する報酬が高く設定されている点が挙げられます。
また、フリーランスのAWSエンジニアであれば、月額報酬90万円ほどの案件も多くあるため、単純計算で年収960万円〜1100万円ほどとなり、社員として就業しているエンジニアよりも、より高報酬を得ていることになります。
AWSエンジニアの業務内容
Amazonが提供するクラウドサービスを扱うAWSエンジニアの業務内容は、
に大きく分類されます。
これらの業務を通じて、AWSエンジニアはクラウド環境におけるシステムの効率的かつ安定的な運用を実現します。
AWSの設計
AWSエンジニアは、クラウド上で動作するシステムの設計を行います。
設計業務には、データベースサーバー、Webサーバー、DevOps基盤、LDAPサーバー、仮想化基盤など、多岐にわたるコンポーネントの設計が含まれます。
設計の際には、AWSの特性を深く理解し、システムの拡張性や可用性を考慮しながら、最適な環境を構築することが求められます。
また、オンプレミス環境とクラウド環境を併用するハイブリッドアーキテクチャの設計も重要な業務の一つです。
AWSの構築
設計した環境を基に、AWS上にシステムを構築します。
AWSには、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、セキュリティなど、豊富なサービスが用意されています。
エンジニアはこれらのサービスを適切に組み合わせ、要件に応じたシステムを構築する責任を担います。
構築作業には、インフラの自動化やコード化 (Infrastructure as Code) の技術も活用され、効率的な開発プロセスが求められます。
AWSの運用・保守
構築したシステムの日々の運用・保守もAWSエンジニアの重要な業務です。
これには、サーバーの監視、セキュリティの管理、パフォーマンスの最適化、障害発生時の対応などが含まれます。
また、AWSの新サービスや機能のアップデートに対応し、システムを継続的に改善していくことも求められます。
エンジニアは、AWSの豊富なツールやサービスを駆使して、システムの安定稼働と業務効率の向上を図ります。
AWSエンジニアの需要性や年収が上がる可能性は?
AWSエンジニアの需要性は今後も高まり続けると予想され、それに伴い年収が上がる可能性も大いにあります。
AWSエンジニアに将来性があると言える理由について、以下3つのポイントが挙げられます。
要因①:世界で高いシェア
AWSは、世界のIaaS (Infrastructure as a Service) クラウド市場において、圧倒的なシェアを誇ります。
調査会社のSynergy Research GroupとCanalysの調査によると、2023年の第2四半期の市場シェアは31%に達しています。
その最も近い競合であるMicrosoftのシェア率が25%、Google Cloudは10%です。
出典:Global cloud services spending up 16% in Q3 2023 as growth rate stabilizes
この高いシェア率は、AWSが提供するサービスの信頼性とその導入の普及度を示しており、大手企業を中心に多くの案件が存在します。
一般的に高単価な案件が多いため、AWSエンジニアの年収を押し上げる重要な要因となっています。
特に、AWSの専門知識を持ち、複雑なクラウドインフラを設計、構築、運用できるエンジニアは、より高い報酬を得られるでしょう。
要因②:クラウドサービス導入の需要
デジタルトランスフォーメーションの加速に伴い、多くの企業がクラウドサービスの導入を進めています。
特に、コスト削減、運用の効率化、ビジネスの柔軟性向上などのメリットから、AWSのようなパブリッククラウドの利用が拡大しており、このトレンドが、AWSエンジニアに対する需要をさらに高めることになります。
企業がクラウドへ移行する過程で直面する技術的な課題を解決するためには、専門的な知識と経験を持つエンジニアが不可欠です。
そのため、クラウドサービス導入の需要の高まりは、AWSエンジニアの年収上昇に直結すると言えます。
要因③:エンジニアの不足
クラウドコンピューティングの市場が拡大する一方で、AWSをはじめとするクラウドサービスを扱えるエンジニアは不足しています。
特に、AWSのような広範なサービスを網羅的に理解し、実践的に適用できるエンジニアは少なく、その価値は非常に高いです。
企業は、クラウド導入や運用のために必要な人材を確保するため、より高い給与や待遇を提供する傾向にあります。
多くの企業がAWSを採用しているため、AWSに関する知識や経験を持つエンジニアは、国内外を問わず高い需要があるのです。
ですが、需要がある一方でエンジニアが不足しており、AWSエンジニアの年収が上がる大きな要因の一つとなっています。
また、AWSに関する資格を持つことで、エンジニアとしての市場価値をさらに高め、年収アップにつながる可能性があります。
AWSエンジニアとして年収を上げるポイント
AWSエンジニアは、他の職種と比べても収入は高いですが、コンサルタントやインストラクターなど、様々なキャリアパスを選択できることも特徴で、より高収入を狙えます。
今後更なる活躍を目指したいエンジニアは、ぜひ以下のポイントを参考にしてください。
幅広いスキルを身につける
AWSエンジニアは、AWS上でのネットワークやセキュリティ、データベースといったインフラ環境の構築や保守・運用のみならず、プログラミングなどAWSサービスの特長を活かした幅広いスキルを身につけることが求められます。
AWS関連事業の需要は今後も高まることが予想されるため、ネットワーク監視や処理の自動化など、運用スキルのレベルアップが重要です。
また、AWS以外にもMicrosoft AzureやGoogle Cloud Platformに関する知識も増やしておくことで、獲得できる案件の範囲が広がり、さらに高収入を目指せます。
AWS認定資格の取得
AWS認定資格は、AWSに関する専門知識と技術スキルを証明するもので、エンジニアの市場価値を高める重要な手段です。
FOUNDATIONAL | AWS クラウドの基礎的な理解を目的とした知識ベースの認定 |
---|---|
ASSOCIATE | AWS の知識とスキルを証明し、AWS クラウドのプロフェッショナルとしての信頼性を構築するロールベースの認定 ※クラウドおよび/または豊富なオンプレミスでの IT 経験があることが望ましい |
PROFESSIONAL | AWS 上で安全かつ最適化された最新のアプリケーションを設計し、プロセスを自動化するために必要な高度なスキルと知識を証明するロールベースの認定 ※2 年以上の AWS クラウドの経験があることが望ましい |
SPECIALITY | Professionalをさらに深く掘り下げた知識とスキルを持ち、数多くあるAWSのサービスを深く理解することにより、将来を見据えた戦略的領域において、ステークホルダーや顧客に信頼されるアドバイザーであることを証明する認定 |
出典:AWS JAPAN
上記4つの基礎から専門知識を問われるスペシャリティまでのレベルに、12種類の認定資格があります。
資格を取得することで、自分のスキルを対外的に証明でき、年収アップにつながります。
新しい情報を日々チェックする
AWSを含む技術は日々進化しています。
そのため、最新のトレンドや技術情報を常にキャッチアップすることが、AWSエンジニアとしてのスキルアップには不可欠です。
日々のアップデートが必要なことは、AWSの認定資格が3年更新ということでも理解できます。
エンジニアの交流会やセミナー、オンラインの勉強会などに参加するなどして、積極的に現場の最新情報に触れましょう。
また、AWSが主催するイベントやオンラインリソースを活用することも、知識の更新に役立ちます。
継続的に新しい情報を取り入れることで、キャリアの発展を目指しましょう。
コミュニケーションスキルを身につける
AWSエンジニアは、技術的なスキルだけではなく、チームやクライアントとの円滑なコミュニケーション能力も非常に重要です。
プロジェクトを成功に導くためには、要件の正確な理解や、プロジェクトメンバー間での意思疎通が欠かせません。
また、クライアントへの提案や説明能力も、プロジェクト獲得や信頼構築に直結します。
コミュニケーションスキルを高めることで、より多くのプロジェクトに参画し、年収アップにつなげることができます。
現場経験を積む
AWSエンジニアとしての年収を上げるためには、多様なプロジェクトでの現場経験を積むことが重要です。
実際のプロジェクトに参加し、様々な課題に直面し、それを解決していく過程で、技術的なスキルだけでなく、プロジェクトマネジメント能力や問題解決能力も身につけられます。
また、異なる業界や規模のプロジェクトに携わることで、幅広い知識と経験を獲得し、自身の市場価値を高めることができます。
今後の目標やキャリアアップの計画を立てる
長期的な視点でキャリアプランを立て、目標を設定することも、年収アップには欠かせません。
自身がどのような分野で専門性を高めたいのか、将来的にどのようなポジションを目指すのかを明確にし、それに向けたスキルアップや資格取得に努めることが大切です。
また、定期的にキャリアプランを見直し、市場のニーズや技術トレンドに応じて柔軟に計画を調整することも重要です。
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フリーランスのAWSエンジニアとしてのキャリアパス
フリーランスは、自由に動ける分自身ですべてをマネージメントしていかなくてはいけません。
自信のキャリアについても同様で、息長く活躍できるエンジニアでいるために、以下の手順を参考にキャリアパスを描いてみましょう。
自己分析を行う
キャリアパスでは、まず自己分析を行いますj。
自分が何を得意とし、何に興味があるのか、どのような仕事にやりがいを感じるのかを深く掘り下げます。
AWSエンジニアとしての技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やチームワーク、問題解決能力など、ソフトスキルについても考慮することが重要です。
自己分析を通じて、自分の強みや弱み、価値観を明確にしましょう。
目標を設定する
自己分析の結果を踏まえ、具体的なキャリアの目標を設定します。
短期的な目標と長期的な目標の両方を考え、それぞれに対して何を達成したいのかを明確にします。
例えば、短期的には特定のAWS認定資格の取得を目指し、長期的には大規模プロジェクトのリードエンジニアやクラウドアーキテクトとして活躍することを目標にすることができます。
目標を達成するために必要なスキルや挑戦したいことを洗い出す
設定した目標を達成するためには、どのようなスキルが必要か、またどのような経験を積むべきかを洗い出します。
AWSの深い知識はもちろん、プロジェクト管理、顧客との交渉、新しい技術の習得など、目標に応じたスキルセットを明確にしましょう。
適性を把握し自分の市場価値を知る
キャリアパスを考える上で非常に重要なポイントとして、自分の適性や市場価値を理解することです。
フリーランス市場での自分の立ち位置を把握し、どのような案件が自分に適しているのか、またどの程度の報酬を期待できるのかを知ることができます。
自分のスキルや経験が市場でどのように評価されるのかを知ることで、適切な案件選びや価格設定が可能になります。
計画を立て実行する
最後に、これまでのステップを踏まえて具体的な行動計画を立て、実行に移します。
目標達成のために必要なスキルの習得、ネットワーキング、案件の獲得方法など、具体的なアクションプランを作成しましょう。
計画は柔軟に見直し、必要に応じて調整することが重要です。
また、目標達成に向けての進捗を定期的に確認し、モチベーションを維持することも大切です。
AWSエンジニアで年収アップを狙うなら「B-Partners」へ
世界No.1シェア率を誇るAWSは、年々シェア割合に微小な変動はあるものの、今後しばらくはまだまだ将来性に期待が持てるクラウドサービスです。
ほかのエンジニアよりも高い年収のポテンシャルは持っているものの、自身のキャリアアップを含め、さらに高報酬を狙っていきたいというフリーランスのエンジニアも多いでしょう。
「B-Partners」では、AWSエンジニアに特化した案件紹介サービスを行っています。
B-Partners案件例
■観光系の自社システム構築運用 金額:80万円〜/月 ※報酬率100% 業務内容:AWSの設計から構築、運用まで対応いただきます。 設計については設計書の修正を想定しております。 |
■モダンシステムの開発案件 金額:95万円〜/月 ※報酬率100% 業務内容:モダンなシステムの開発にてテクニカル部分を担当いただきます。 リーダーポジションとして品質の向上とレビューを対応いただきます。 |
■物流関連のAWS構築案件 金額:100万円〜/月 ※報酬率100% 業務内容:AWSの要件定義から担当いただきます。 案件終了後もスライドで別案件へのアサイン提案もある案件です。 |
10,000件以上の業界最大級の案件数
B-Partnersでは、業界最大級となる取引実績3,000社、10,000件以上の案件数を誇ります。
システム開発や構築運用など、様々な案件を用意。
ご自身のスキルや経験に合った高単価案件や、挑戦してみたい案件に出会えます。
プライム案件約95%で高収入を狙える
元請けとして業務に取り掛かれるプライム案件は、実に約95%。
下請けよりも高収入を期待でき、さらに企業の協力を得て報酬還元率は100%を実現しており、信頼性も抜群。
「業務やスキルに見合った収入が欲しい」「自信の業務内容を正しく評価してくれる案件に出会いたい」など、今まで報酬との釣り合いに疑問を感じていた方にもおすすめです。
最短1日で企業にアプローチ可能
登録希望から最短1日で企業にアプローチできることも魅力です。
担当者とヒアリングや面談で適正判断を行い、コミットメントパートナーとして登録いただいた方はすぐにアプローチが可能。
豊富な案件数があり、かつ即戦力を求めて依頼をしている企業がほとんどのため、スキルや経験豊富なエンジニアは特に仕事を獲得しやすくなっています。
まとめ 〜AWSエンジニアの年収相場は約755万円で市場価値が高い〜
本記事では、AWSエンジニアの年収相場や年収を上げるポイントについて解説しました。
AWSエンジニアは、ほかのエンジニア職種と比べても収入が高く、また同じAWSエンジニアでも、社員としてのエンジニアより、フリーランスの方が年収が高いこともわかりました。
世界でのシェア率やエンジニア不足という状況からすると、さらに高収入を目指すことも難しくありません。
ですが、常に最新情報を仕入れ、プロジェクトをうまく成功に導くためのスキルや人間性も必要とされます。
「B-Partners」の案件紹介なら、ご自身に合った高単価案件に出会えます。
ぜひAWSエンジニアとして登録していただき、今後のキャリアアップを狙っていきましょう。
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