AWS案件の単価相場はいくら？フリーランスエンジニアに必要なスキルや経験も解説

様々なシステムで活用されているAWSのクラウドサービス。

国内外問わず非常に需要が高く、Synergy Research GroupとCanalysの調査によると、2023年の第2四半期のAWS市場シェアは31％に達しています。

高いニーズのAWSエンジニアですが、経験やスキルによって報酬額に幅があります。

キャリアアップを狙うエンジニアには、案件単価も気になるところでしょう。

本記事では、AWS案件の単価相場について解説します。

高単価のAWS案件獲得のためのポイントについても解説していますので、ぜひ最後まで読んでいただき、より高単価の案件獲得に向けてお役立てください。

AWS案件の業務内容

AWSを用いた業務内容は多岐にわたり、ニーズの高さがうかがえます。

AWSエンジニアとしてのキャリアを積んでいくためにも、どのような業務があるのかを把握しておきましょう。

クラウドシステムの設計

AWS案件におけるクラウドシステムの設計業務は、顧客の要望を踏まえ、クラウドの特性を最大限に活かした性能設計を行うことが求められます。

システムの可用性や拡張性を考慮しながら、コスト効率の良いインフラ構成を提案することが重要です。

エンジニアはAWSのサービス群に精通している必要があり、適切なリソース選定やセキュリティ対策を施すことで、信頼性の高いシステム設計を目指します。

システムの設計業務はプロジェクトの成功に直結するため、高度な専門知識と経験が必要とされます。

業務システムの開発・構築

AWSを利用した業務システムの開発・構築は、企業の業務プロセスや特性に合わせたシステムをゼロから作り上げる作業です。

AWSの各種サービスを組み合わせて、セキュアでスケーラブルなアプリケーションインフラを構築する技術が求められます。

また、クライアントのニーズに応じたデータベース設計や、サードパーティのクラウドサービスとの連携など、多岐にわたる技術的課題を解決する能力が必要です。

業界特有の要件やセキュリティポリシーを満たしながら、効率的かつ効果的なシステムの構築がエンジニアには求められます。

Webアプリケーション開発

AWSを活用したWebアプリケーション開発は、クラウドの強みを生かしたアプリケーションを提供することを目的としています。

BtoBやBtoC向けのWebサービス、ECサイト、SaaSビジネスなど、AWS上で実現可能なアプリケーションは多岐にわたり、AWSのサービスを駆使して、高可用性・高拡張性のアプリケーションを構築します。

また、DevOpsやCI/CDの実践を通じて、開発プロセスの効率化や品質向上を図ることも重要です。

動画配信サービスやIoT、AI、ビッグデータを活用したアプリケーションの開発に携わることで、エンジニアは市場価値を高めていけるでしょう。

リプレイス

AWS案件におけるリプレイス業務は、既存のオンプレミスシステムや他のクラウドプラットフォームからAWSへの移行を指します。

この過程では、サーバーやネットワーク、データベースなどのインフラ環境をAWS上に再構築します。

リプレイスの目的は、システムの運用コスト削減、パフォーマンス向上、セキュリティ強化など多岐にわたります。

エンジニアは、既存システムの状況確認から始め、データ移行計画の策定、AWSサービスの選定、移行作業の実施までを担当し、オンプレミスとクラウドの双方に関する深い知識と経験が必要です。

インフラ運用・保守

AWSインフラの運用・保守業務は、構築済みのAWS環境が設計通りに稼働し続けるよう監視し、必要に応じて調整や改善を行います。

具体的には、システムの安定性やセキュリティを維持するための監視、定期的なバージョンアップ、障害発生時の迅速な対応などが含まれます。

また、クライアントのコスト削減やシステム性能の最適化を目指し、AWSリソースの使用状況を分析して改善提案を行うことも重要な役割で、AWSサービスに関する幅広い知識とともに、トラブルシューティング能力が求められます。

運用・保守エンジニアは、システムの長期的な安定稼働を支えるため、常に最新の技術トレンドに目を向け、学習を続ける必要があるでしょう。

AWSの単価相場

AWS案件における単価相場は、一般的に70万円〜80万円とされています。

この相場は、フリーランスエンジニアがAWSの知識と経験を活かして、クラウドインフラの設計、構築、運用などの業務を行う際に期待される報酬の範囲を示しています。

AWS案件の単価は、エンジニアの持つスキルセット、経験年数、専門性、そしてプロジェクトの複雑さや要求される責任の大きさによって大きく変動します。

特に、AWSを用いた大規模システムの設計や運用経験、セキュリティやコスト最適化に関する深い知識、特定のAWSサービスに関する専門性を持つエンジニアは、より高い単価を提示される傾向にあります。

また、プロジェクトにおけるリーダーシップやチームマネジメントの経験も、単価を左右する重要な要素です。

AWS案件に参画するフリーランスエンジニアは、技術的なスキルの向上はもちろん、プロジェクトでの実績を積み重ねることで、より高単価の案件に挑戦することが可能になります。

さらに、AWSの最新トレンドや新サービスに常にアップデートし続けることで、市場価値を高めることができるでしょう。

高単価のAWS案件を獲得するためのポイント

AWSエンジニアとしてキャリアを積んできたら、できるだけ高単価案件を狙い、さらなるスキルアップやキャリアアップを叶えたい、というエンジニアの方も多いでしょう。

AWS案件の特徴を踏まえた上での、高単価案件獲得のための主なポイントを解説します。

資格を取得する

AWS案件で高単価を目指すには、専門性を証明する資格の取得が非常に有効です。

AWS認定資格は、基礎からアーキテクト、運用、開発、専門知識をカバーする幅広いレベルがあります。

こういった認定資格を持つことで、自身の技術力とAWSに関する深い理解を客観的に示すことができます。

特に、ソリューションアーキテクトやデベロッパー、SysOps管理者の資格は、プロジェクトでの役割や責任の大きさを示す指標となり、単価交渉も可能でしょう。
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上流工程の経験を積む

高単価案件を獲得するためには、実装だけでなく、要件定義や設計などの上流工程での経験が重要です。

上流工程で活躍できるエンジニアは、プロジェクト全体の方向性を決定し、クライアントのビジネスに直接的な影響を与える提案ができます。

上流工程を含めた多くの経験は、プロジェクトにおける価値を高め、それに伴い単価を上げることが期待できます。

また、プロジェクト管理やチームリーダーとしての経験も、高単価案件を狙うには必要になってくるでしょう。

コミュニケーションスキルを高める

技術力だけでなく、コミュニケーションスキルも高単価案件を獲得するのに重要な要素です。

クライアントやプロジェクトメンバーと円滑にコミュニケーションがとれるかどうかは、プロジェクトの成功を左右します。

特に、クライアントの要望を正確に理解し、適切な技術的提案を行う能力は、コンサルタントとしての価値を高めてくれます。

また、プロジェクト内での課題解決やチームメンバー間の調整役として活躍できることも、高評価につながり、結果的に単価アップにつながるでしょう。

最新情報を日々取り入れる

AWSの世界では、新しいサービスや機能が頻繁にリリースされます。

最新情報を日々取り入れ、自身の知識を常にアップデートすることは、高単価案件を獲得するために不可欠です。

最新の技術トレンドを把握することで、クライアントのニーズに対して最適なソリューションを提案できるようになります。

例えば、コスト削減やパフォーマンス向上に直結する新サービスを提案できれば、クライアントからの信頼を得やすく、結果として単価アップに期待できます。

英語力を磨く

AWSを扱う上で、英語力は非常に重要なスキルのひとつです。

AWSの公式ドキュメントやフォーラム、技術サポートは主に英語で提供されています。

また、グローバルなプロジェクトでは、英語でのコミュニケーションが求められることが多く、英語力があればそのような案件にも参画できるチャンスが広がります。

英語力を磨くことで、外資系企業の案件にアクセスしやすくなり、通常よりも高単価の案件を獲得する可能性が高まりまるでしょう。

さらに、英語の技術文書を読解できるだけでなく、ビジネス会話や会議でのコミュニケーション能力を高めておくとなお良いです。

英語学習アプリの利用、英語での技術ブログの執筆、英語の勉強会への参加など、積極的にスキルアップを図りましょう。

AWSエンジニアの将来性とキャリアパス

AWSは、特に小規模から中規模のシステムやBtoCの案件で多く利用されています。

今後、AWSを利用する企業が増加することが見込まれるため、AWSの案件数も徐々に増加していくでしょう。

一方で、AWSを扱えるエンジニアの数が少ないため需要が高く、AWSエンジニアは需要と将来性のある職種といえます。

長期的にAWSエンジニアとして活躍するためには、設計や構築の経験を積み重ね、できるだけ多くのAWS機能を習得することが重要で、単価アップを目指す場合も、このことに留意する必要があります。

例えば、Webサービスの基盤をAWSで構築する案件に携わった場合、VPC、EC2、RDS、ELBなど、様々なAWSサービスを利用することになるでしょう。

また、AWSエンジニアのキャリアパスとして、プロジェクトリーダー、フルスタックエンジニア、ITコンサルタントなどがおすすめです。

経験を積み重ね、スキルを磨いていけば、より高単価の案件に携わる機会が広がります。

高単価のAWS案件を獲得してするなら「B-Partners」へ

AWSを使いこなすAWSエンジニアは、市場内でも需要が高く、案件も多くあります。

ですがそれゆえに業務や報酬額も多岐にわたり、「なかなか自身のスキルを活かせる案件に出会えない」「スキルや業務に見合った報酬をもらえていない」というエンジニアの方もいらっしゃるでしょう。

エンジニアと企業をつなぐマッチングサービス「B-Partners」は、AWS案件に特化しており、多くの案件を紹介しています。

業界最大級の案件数

B-Partnersでは、延べ約3,000社、10,000件以上の案件数を対応してきており、その数は業界最大級です。

そのため、システム構築から開発支援や開発案件、運用設計など即戦力を求めている様々な案件を紹介しており、ご自身に合った案件と出会いやすくなっています。

プライム案件約95％で高単価を狙える

紹介している案件は、その約95％がプライム案件のため、高単価がのぞめます。

また、掲載している企業の協力を得て、報酬還元率100％を実現しています。

エンジニアにとってメリットの高い案件を紹介できるのも、企業との厚い信頼を築けている証拠です。

最短1日で参画可能

登録希望から最短1日で案件紹介ができる対応の速さも魅力のひとつです。

エントリー後に担当者とスキルや経験、人柄についてのチェックや面談を行い、AWSエンジニアのスペシャリストとして業務にあたれるかを確認し、B-Partnersのコミットメントパートナーとして登録いただけた方には、その場で案件を紹介しています。

ぜひキャリアアップや高いレベルでの業務案件をお探しの方は、ぜひご登録ください。

まとめ 〜AWS案件の単価は70万円〜80万円でニーズも高い〜

本記事では、AWS案件の単価について解説しました。

AWS案件の需要は高く、一般単価は70万円〜80万円で、経験やスキルによって変動します。

案件数自体も多くあり、スキルアップや上流工程での経験を積んでいければ、順当に高単価案件を獲得していけるでしょう。

B-Partnersなら、より質の高い高単価案件にも出会えます。

即戦力やパートナーとしての関係性を求める企業の要望に応えていきながら、キャリアを一緒に積んでいきましょう。